マクドナルドというシステム(600文字)
ある男がミルクシェイクを作れる機械会社を作った。
50を過ぎた頃、機械をあるハンバーガーショップが大量購入してくれた。
当時のハンバーガーショップは遅く、高く、汚く、間違いが多い店ばかり。
機械を大量に購入する理由が気になり、男はその店を見に行くことにした。
その店はカリフォルニア州サンバーナディーノ市という片田舎にあった。
機能的な店
その店は清潔で、メニューは少なく低価格で商品を提供していた。
男は注文し、お金を払うと驚くほどすぐに出来立ての商品を手渡された。
その秘密をハンバーガーショップを経営する兄弟は男に教えてくれた。
徹底的な分析
27種あったメニューを売上の87%を占める3種の商品に限定した。
ハンバーガーとフレンチフライとソフトドリンク。
車まで注文を取りに行くウエイトレスシステムを止め、窓口を作った。
皿とコップを紙製にし、大きなゴミ箱を設置した。
食べ終わったら、ゴミ箱へ捨てるだけ。
清潔で家族で来れるハンバーガーショップ。
しかし、ココまでのアイデアはありきたりなものだった。
独自のシステム
兄弟は30秒でお客に商品を提供するシステムを作り上げた。
兄弟はテニスコートの床面に正確にキッチンの配置図を書いた。
その中でスタッフ全員でイメージトレーニングを行った。
何度も何度も配置を変え、とうとう最高に効率的な配置を見つけ出した。
兄弟へ提案
話を聞いた数日後、男は提案した。
「この店をチェーン展開しましょう」