もう従業員には戻れないほどの充実感!|「まいぷれ事業」創業者座談会(後編)
本記事は、「まいぷれ事業」創業者座談会の後編です。
主に、資金調達についてやプライベートとのメリハリ、起業を経て良かったことや大変だったことをご覧いただけます。
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ここまでは事業運営中の資金繰りのお話でしたが、事業開始前の資金準備についてはいかがでしたか?
平田:
資金をしっかり確保しておくためにも金融機関の利用は前提で考えていたので、そのあたりは本部のサポートを頼りました。
最終的には、日本政策金融公庫から借り入れましたね。
久野:
借り入れようと銀行へ相談に行ったのですが、最初から質問攻めされてすんなりと資金調達とはいきませんでした。
その後は、事業計画などをびっしり準備して別の金融機関に行くことで、借りることができました。
湊:
自分も本部のサポートを受けながら、日本政策金融公庫から借り入れることができましたね。
皆さんの起業後には新型コロナウイルスの流行により、社会が大きく変わりました。皆さんの経営への影響はありましたか?ここ数年の活動の様子を教えてほしいです。
湊:
この期間はコロナ禍で補助金や助成金がたくさん出ましたよね。
嬉しい悩みではあるのですが、私たちの「まいぷれ事業」はストック型の収益モデルということもあり、前年度より売上減少することがなく、ほとんどが申請対象外でした。
自分はまだ起業してそこまで年数がたっているわけでもなかったので、利用できるものは利用したかったのですが……。
一方で、無利子無担保のように条件がよく融資を受けることのできる制度はもうけられたので、自分もコロナ融資は利用しましたね。資金は調達できるときに調達しておきたい!という考えからです。
資金以外の点で言うと、お客様である地域の事業者が大変な時だったので、「お役に立つ」という想いをとにかく行動に移しました。
テイクアウト情報を出したり、出前タクシーを仕掛けたり、補助金情報を積極的に届けたりしていました。
久野:
僕もテイクアウト情報は作って、かなり多くの事業者さんから掲載希望をいただきました。
「まいぷれ」自体の地域内の認知度もかなり上がったと思います。
何はともあれ、まいぷれはサブスクリプション型のサービスで継続的に売り上げが立つので、そのおかげでコロナ禍も乗り越えました。
湊:
やっぱりストック型収益を持っていることは大きかったです。
そして、すでに多くの地域事業者との繋がりがあったのもポイントでした。他の人がこれをやろうと思うと、恐らくまずは情報収集をするところからになるんじゃないですかね。「まいぷれ」ではそもそも土俵が出来上がった状態になるので、対策を素早く打つことができました。
平田:
地域内での繋がりで言うと、私も地域貢献のために、商工会のセミナーに参加したり地域イベントに顔を出したりすることを意識しました。今では倫理法人会の会長にも就かせていただいていて、人脈が本当に広がっていると感じます。
「まいぷれ」自体の影響力も大きくなって、市の方から提案を受けて、情報協定を結びました。
かなりお忙しく動かれていると思いますが、皆さんプライベートと社長業のメリハリはどうされていますか?
久野:
僕は、そこは線を引いた方が良いと考えています。
僕の場合は、家族が出来てから特にその点は意識するようになりました。
自分自身で時間の管理ができるので、集中して働く時間、家族と過ごす時間など、メリハリをつけています。
湊:
自分の場合はどう答えれば良いか迷いますね。実はこの後(座談会収録後)、地元のお祭りのお手伝いに行くんです。
これは仕事ではありますけど、プライベートのような……。曖昧な部分ではあります。
そこが曖昧になるのはしょうがないですが、オフだという時間を作る努力はすべきだと感じています。
平田:
私は先ほどの倫理法人会の話もあるように、地域内の集まりに顔を出すことに多く時間を使っているほうだと思います。
仕事とプライベートのメリハリとは少し違う話になりますが、「まいぷれ」の社長になってから、「悪いことはできない」という想いはより一層強くなりました。
顔が広がっていくにしたがって、周りの人からも見られているという意識は持つようにしています。もちろん普段から何か悪いことをしているわけではないですが。(笑)
それでは最後に、起業を経て大変だったこと・良かったことを教えて下さい!
久野:
大変なのは、資金繰りですね。もちろん売り上げは入ってきますが、出ていくものも多いと痛感します。
あとは、先ほどプライベートと仕事のメリハリという話がありましたが、起業してからは、自分が終わりを決めなければいつまでも仕事をできてしまいます。かたや、好きな時に休めるという面もあります。
家族との時間を大切にしたい気持ちと、仕事に集中したいときの気持ちとで葛藤する日々です。このあたりの自己管理はしっかりしなければならないですね。
本当に良いも苦しいも表裏一体で、総じて言うと、地域の方とも繋がれて、やりたいことができている今がとても楽しいです。
楽とは決して言えないものの、とても充実しています。
平田:
今では教育事業もスタートさせて、休日もほとんど関係なく働いています。
間違いなくサラリーマン時代よりも何十倍も忙しいので、そこはかなり大変です。
しかし、決して苦しいわけではありません。
時間とお金を自分でコントロールできるのが、起業の醍醐味だと思いますし、面白い部分です。
会社がどんどん大きくなっている実感がありますし、「やりたいことをやっている」感覚も強く、とても楽しめています。
湊:
お二人と同じです。
ルールでやらされているものは無く、自分で選んだ道なので、大変なこともありますが、とても楽しいです。
マネジメントや資金繰りもそうですが、自分の力量が常に試されていて、そこに挑んでいる感覚ですかね。
大変なのは大変ですが、サラリーマンに戻れるかと言うと、もう戻りたくはないです! 起業をして「社長」の世界に飛び込んで良かったと思います。
お話をお聞かせいただきありがとうございました!
記者コメント
今回は創業者座談会という形式で、実際に独立開業を経験し、ご活躍されているお三方に実際の経験をお聞きしました。
大変なことがたくさんありつつ、やりたいことをやれている今はとても充実していると語り合う表情が印象に残っています。
起業したいけれど事業の決断で迷っている方、地域活性化の事業をやりたいと思われている方、ぜひぜひお気軽にお問い合わせください!
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