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起業をして「従業員」から「経営者」になると何が変わる?|「まいぷれ事業」創業者座談会(前編)

これまでの「雇われる立場」から飛び出し、自分自身で独立開業することは誰にとっても勇気の必要な決断です。
誰しもが簡単に経験できることではないですし、どのような世界が待ち受けているのか、わくわくと不安が両方浮かびますよね。

今回は、実際に「まいぷれ事業」で独立開業した方々をお呼びし、自分自身の経験として「従業員」から「社長」になる変化について話を聞いてきました!
「独立開業を考えているけどなかなか一歩を踏み出せない」
「未知の領域に踏み込むので、漠然とした不安を抱えている」
そんな方に、是非ご覧いただきたいです。

【創業者紹介】

創業者交流会の様子。下段は「まいぷれ」本部スタッフ2名。

上記写真の上段左から順番に、、
株式会社チャイルズ・エンジン 久野さん
埼玉県朝霞市・志木市・新座市・和光市の「まいぷれ」( https://asaka-shiki-niiza-wako.mypl.net/ 
)を運営中。
2017年1月に運営開始。

株式会社みなとまち情報社 湊さん
北海道小樽市ほかの「まいぷれ」( https://otaru.mypl.net/ )を運営中。
2018年7月に運営開始。

株式会社CANFORA COMPANI 平田さん
鹿児島県薩摩川内市・さつま町の「まいぷれ」( https://satsumasendai-satsuma.mypl.net/
 )を運営中。
2019年6月に運営開始。

(以下、敬称略)

「起業」という決断に至る経緯を教えて下さい

久野:
僕は、起業がしたいとは元々思っていました。
実は、僕は前職時代に、ある種リストラのような状況に遭っていまして。(参考記事はコチラ
社長の鶴の一声で人生が変わるのではなく、自分で人生を決めていきたいと思うようになったのがきっかけです。

平田:
私は、大きな覚悟というものは無くて、基本的にはサラリーマンを続けるつもりでした
しかし、家庭の事情で親戚のいる鹿児島に移動することになり、そこでは働き先が少なかったので一念発起し、起業という道に進むことにしました。

湊:
自分は元々ホテルで働いていたのですが、商工会議所の青年部の会合にホテルの代表として行っていました。その中で、町おこし系のことをやっている経営者の方々とお付き合いができると、使える時間が全然違うんだと感じたのです。
そこで、地域活性化の事業はホテルでやろうと思っていましたが、自分自身が会社をおこして、社長となってやった方が良いんじゃないかと思いました。そして、色々と事業を探している内に見つかったのが「まいぷれ」です。

地域の事業者を回る湊さん。
地域を盛り上げるため、日々奔走しています!

経緯としては三者三様ですね
久野さん、平田さんは、起業を志したあとの事業決断はどのように行いましたか?

久野:
僕は、色々な事業を見ていました。元々の自分のスキルである「喋り」を活かせる講師業や、清掃業、餃子の催事販売などなど。
色々と事業を見ていく中で、僕は地域貢献に興味があり、「まいぷれ」本部であるフューチャーリンクネットワークの石井社長が自分と同じ想いを語っていたのを発見して、大きく惹かれました。

ラジオパーソナリティのご経歴も持たれる久野さん。
今でも、地域の情報を発信するラジオ番組を担当されています!

平田:
元々は学習塾を開業しようと思い、資料を色々と集めていたのですが、そこで「まいぷれ」がたまたま紛れ込んでいました。ちょうど地元の過疎化に課題感を持っていた時だったので、この事業から始めようと思ったのです。
葛藤などはあまり無くて、先輩創業者である久野さんから直接話も聞いて、「これはいける」と思い、創業に踏み出しました。

皆さんそれぞれスタッフを雇用し、組織を作られていると思います。これは経営者になって初の経験だと思いますが、このあたりはいかがでしたか?

平田:
それこそ久野さんと話した時に、「人は入れるべき」という話をいただいたので、それを信じました。運営初期の段階から人は入れてましたね。
人には本当に恵まれたなと思います。

久野:
平田さんのお人柄ですよ!

平田:
私自身は仕事ができる人間とは思っていないですが、人を見る目はあるなと我ながら思います。
今のスタッフはとても熱量が高く、仕事に対して真剣に向き合ってくれています。その分、時にぶつかることもありますし、私がちょっとだらしない時は社長なのに怒られたりすることもあります。(笑)

湊:
自分は、1年ちょっと前くらいからスタッフを雇用しましたね。
スタッフに対しては、なるべく縛らないようにしています。
実は前職では、部下にかなり厳しい上司でした。あの時の経験が今に活きているのと、自分自身が抱えるスタッフとして、ちゃんと上手くいってほしいという思いが強いです。

久野:
とても分かります。僕も昔は部下にかなり厳しかったです。(笑)
上司から厳しくされて、自分自身も部下に同じように接していました。その経験も踏まえて、今のスタッフには優しく接するようにしています。今でも、厳しさと優しさのバランスは試行錯誤しながら、体制を整えている所です。

スタッフを入れることで得られるのは、相談できる安心感ですか? 仕事の効率化ですか?

久野:
「仲間が欲しい」というのも「業務の負担が減る」というのもあります。
あとは、会社を大きくするためには自分自身が成長しなければならないので、マネジメントスキルをつけるためにもスタッフを入れたいと考えています。

湊:
やっぱり社長としての時間を作らないと会社は大きくなっていかないので、業務分担のためにもスタッフは入れないといけないと、自分は最近思いますね。

スタッフを雇い入れる上で、想定外のことなどありましたか?

湊:
費用は想像以上にかかりました
お給料だけではなくて、税金だったり、エアコン、Wi-Fi、パソコンとか。
このあたりは、本当に目に見えないところでお金がかかっているんだなと思いました。

久野:
そうそう、とても分かります!
エアコンなんかは、自分のことなら我慢できちゃいますけどね。

平田:
私も、オフィスの備品などで予期しない出費は結構ありました。

久野:
平田さんは時短勤務のスタッフを複数人入れるなどして、給与体制がとてもお上手だなと思って見ています。

平田:
会社を立ち上げたときに週休3日にしたかったというのと、主婦の方も働きやすいように10時~15時の稼働でスタッフの募集をかけました。
正社員のスタッフも今はいますが、週20時間以内のスタッフは雇用保険に加入する義務が無いので、そこは結果的に良かったですね。

1人で長く働いてもらうより、多くの人に短く来てもらう方が、色々なアイデアが出るというのは実感しています。

株式会社CANFORA COMPANIの皆さん。
良い関係性が写真からも伝わってきますね!

「人を雇い入れる」だったり「社長の時間をとる」という話が出てきましたが、「社長の仕事」とは何でしょう?

平田:
私は、ズバリ「資金繰り」だと考えています。
社員にも、仕事の目的は「利潤の追求」という話はしていて。それがないと、社会貢献ややりたいこともできないので。

湊:
「人と会う」ことも社長の仕事かと思っています。
会社をどう大きくするか、どう事業を進めるかを常に考えられる環境にすることが大事だと思っていて。ずっと社長がプレイヤーでいると、考える余裕が無いので発展は難しいですよね。
しっかりと資金繰り含めて考える余裕を持ち、人と会ったり情報を吸収する時間を取ることが大事だと考えています。

久野:
まさにその通りだと思います。
僕は元々ずっとプレイヤーでいようと思っていたのですが、やっぱりこれじゃ会社は大きくならないと思い直していて。
自分自身が「舵取り」をしっかりやっていく必要がありますよね。

~後編も公開しました!続きは下のリンクから~



久野さん、湊さん、平田さんの独立開業ストーリーをnote記事で公開中!
もっと深く知りたいという方は、こちらの記事もご覧ください。


▼まいぷれ事業について知りたい方はこちら
久野さん、湊さん、平田さんが独立開業した「まいぷれ事業」はどのような事業なのか?
地域貢献に少しでも興味ある方は、下記記事をご覧ください。

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