フリーランスとして長く生きるための3つの心得+運の引き寄せ方
私は2011年にフリーランスのウェブ制作者として独立し、もうすぐまる14年になります。
14年前、Twitterで「フリーになります」という旨をツイートしたその日にDMで仕事のお話をいただきました。
その日から今日まで、特別頑張って営業したことは一度もありませんが、一度も仕事が途切れることなく今に至ります。
note公式で「お仕事」をテーマにした有料記事キャンペーンを開催しているとのこと、ちょうどこの記事を執筆し始めた2024年11月1日はいわゆる「フリーランス新法」の施行日ということもあり、「フリーランスとして長く生きていくための心得」について14年間の自分の取り組みを振り返ってまとめることにしました。
ただの生存者によるポジショントークではなく、仕事を発注する側としての視点も大いに踏まえた内容です。
自分の事業フィールドはウェブ制作ですが、本記事の読者さんは中小企業診断士として独立を目指す方や、その他の業界のフリーランスの方も多いと思います。ですので、お仕事の内容を問わない汎用的な内容に絞って書きました。
さらに言うと、本記事の内容は副業ワーカーの方にも参考になるはずですし、会社員をはじめすべての社会人にとって大切な心得だと思います。
なお、以前に私のブログを読んだことのある人や、直接話を聞いたことのある人には、新しい話はないのでご了承ください。
無料部分だけでもおおよそ言いたいことはわかるようにしてありますが、よろしければ、身近な先輩や同僚と1回一緒にランチかお茶したと思って購入いただけると嬉しいです。
市場はある。選ばれるために必要なのは「安心と信頼」
フリーランス志望の方が一番気になるのが「本当に仕事ってあるの?」ということだと思います。
多くの仕事内容においては、「市場は間違いなくある」と私は考えています。
どんな業界の人と話をしていても二言目には「誰かいい人いない?」というやりとりが今日もそこかしこで飛び交っています。仕事の絶対数は多いのです。
その大前提のもと、大企業だろうがフリーランスだろうが、お仕事をいただけるかどうかは「安心と信頼」の有無にかかっています。ただ、その「安心と信頼」を会社の看板ではなく自分の名前で示さなくてはいけないのが、フリーランスの難しいところです。
この後述べる3つの心得はすべて、「安心と信頼」を感じてもらうためのものです。
その3つは
スピード感を持って連絡を返す
活動を見える化する
ぶれない軸を持つ
です。
重要なのは技術・知識・経験ではないの?
もちろん技術・知識・経験は大切です。長く続けていくためには、知識を広め、深め、経験を積み、技術力を高めていく努力は絶対に必要です。
とはいえ、必ずしも高い技術が必要な仕事ばかりではありません。
「簡単だけどめんどくさい」とか「高度ではないがボリュームが多い」といった仕事も多く、そのような仕事をベテランやトッププレイヤーに依頼するのはオーバースペックで、そんな仕事は経験が浅い方のほうが気軽にお願いしやすいものです。皆自分にとって「ちょうどよい」相手を選びたがるもので、そこで着実に依頼を遂行していくことができれば、「安心と信頼」につながります。
そして、徐々にいただくご相談もレベルアップしていき、気がつけば技術・知識・経験は後からついてきます。
ただ、この「技術・知識・経験は後からついてくる」という点について重要なのは、依頼主さんがあなたのことを「ビジネスパートナー」と思ってくれているかどうか、です。「安く都合良く動いてくれる手足」と考えている相手の仕事をいくらこなしても、技術・知識・経験にはつながりません。
自分を高めてくれる相手と出会い長くお付き合いを続けていくために必要なことが、
スピード感を持って連絡を返す
活動を見える化する
ぶれない軸を持つ
の3つの心得なのです。
以下、詳しく述べます。
1. スピード感を持って連絡を返す
フリーランスのメリットは「スピード感」ではありますが、実はこれについては誤解も多いです。
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