嫌なら逃げていいし、頑張らなくていい。小1の息子に伝えたいこと。
こんにちは。ちなです。
ちょっと久しぶりに文字にして残したいことがあったのでポチポチキーボードを打っています。
今日は木曜日です。
平日なので、学校は当たり前にあります。
ですが、小学1年生の息子は私が仕事をする目の前でパジャマのままゲーセンのポケモンのゲームのディスク?を眺めています。
ちなみに今の時間は12時半ぐらい。
そうです。今日は学校をお休みしています。
体調も悪くありません。心の休憩のためです。
息子は家や私がいる自分のテリトリー内ではすごく強気だし、やんちゃな男の子です。
ですが、幼稚園や学校だとすごく大人しいんです。
元々の性格はすごく優しい子で、小さな頃からおもちゃの取り合いなどしないタイプで、お友達と同じタイミングで同じおもちゃを取りそうになった時はさっと違うおもちゃにしたりと、言い方を変えればあまり物に執着しないタイプなのかもしれません。
幼稚園の頃もお友達に手を出すことも絶対になかったし、男の子なら大半がやりそうな「戦いごっこ」。これもしませんでした。
見ているだけで、手を出されてもやり返すことはなく、年長さんの時に一度「なんでやり返さなかったの?」と聞いたことがあります。
息子は「痛いかなって思っちゃうから」と答えました。
この子は人の痛みがわかる子なんだなぁ、息子のこういう部分は大切にしていこうと思いました。
ですが小学校に上がり、大きく環境も変わります。
最初のうちは「学校楽しい!」と言っていて、「今日友達ができた!名前忘れたけど!友達になろって言った!」とかすごく楽しそうでした。
次は名前覚えれるといいね〜なんて話したり。
ですがここ最近は「〇〇君がいやだ」と学校から帰ってくると毎回言っていました。
理由は名前をからかってくるから。
息子は先生に○っちゃんと呼ばれています。
てっちゃんとかそんな感じの呼び方です。
先生に呼ばれるのはいいけど、友達は「○っちゃん○っちゃん」とからかってくるから嫌だと言っていました。
先生に言う勇気もなく、「最初は悲しかったけどやめてって言ってもやめてくれなから無視してる」と言っていましたが、息子にとっては結構なストレスなんじゃないかなと思います。
そして昨日、夜寝る前にまたこのことを話し出し、「学校休みたい」と言いました。
ちょっとズレますが、夜寝る前って、一番今日あったことを話してくれる時間なんです。
他の時間は聞いても「まぁいろいろ!」とか教えてくれないけど、寝る前だけは学校であったことを詳しく話してくれます。
休みたい気持ちもわかる。だけどこんなことで休ませていいのか?
と思い、なんとか行く気持ちになれるよう乗せようとしましたが、断固として拒否。
小学3年生の娘も同じ部屋で寝ているので、息子の気持ちを汲み取って「〇〇(娘の名前)が明日先生に伝えといてあげるわ!」と言い、息子の気持ちを聞きながら先生に何て伝えるかすり合わせていました。
そうなんです、娘はめちゃくちゃ姉御肌なんです。
最初は「こんなことで休むなんて」と思いましたが、話を聞いていくうちに休ませようと決めました。
まだ小学1年生だし無理して行く必要ない。
そもそもこういうのって「頑張って行った人が偉い」みたいな根性論みたいな物ではないと考えています。
今の彼には頑張ることよりも心の休憩が必要だと思いました。
何より、このことを打ち明けてくれたこと自体が勇気のいることだったと思います。
楽しかったことを話すのは簡単ですが、嫌だったこと、悲しかったことをわざわざ自分で思い返して話すなんてまさに傷口に塩ですよね。
それを小さな子が一生懸命伝えてくれた。
それだけではなまるです。
休ませることができたのも、お家で仕事をしているから。
本当にこれが一番大きい。
私は片親で母はフルタイムで働いていたので、小学生の時に風邪で熱があっても一人で家にいました。
お昼休憩にお昼ご飯を持ってきてくれましたが。
学校であった嫌なことも言えませんでした。
疲れてそう、忙しそう、と母の顔色を伺っていたので。
でも今の私は、一緒に過ごすことができるし、話を聞く余裕もある。
まだ1年生。まだ6歳。生まれて6年しか経ってない。
まだまだサボっていいし休んでいいんです。
1日休んだぐらいで勉強が大幅に遅れるわけでもない。
何よりも心の負担を減らすこと、嫌な気持ち、悲しい気持ちになる回数を減らすことが最優先だと思いました。
ビジネスでは「居心地が悪い環境に身を置いた方が伸びる」と耳にしたことがありますが、それとこれは全く別です。
居心地が悪い環境にわざわざ身を置かなくていい。
それはなにもプラスにはならない。
むしろ精神を削っているのでマイナスですよね。
私は大人も子供も関係なく何をするにも「楽しい」が前提にある事が大切だと考えています。
私の場合ですが、「楽しい」がないと続かないんです。
ダラダラと休ませるつもりもありませんが、「楽しかった!」と言って帰って来る日がくるといいなと思います。