劣等感
自分よりできる、持っている人を見て感じるもの。
劣等感は自分の中にある。
なのに、そう感じさせる人を嫌いになったり、悪者扱いする。
その人が自分を下に見ているように感じる。
そんな気がする。
でも実は、その人が自分を下に見ている訳ではない。
自分がその人を使って自分を下に置いている。自分でそうしている。
そんな風に誰かに扱われた記憶がある。
それが自分の頭の中で今でも繰り広げられている。
記憶の中のその人はもう目の前にいなくても、今目の前の人を使って、同じことをしている。
その記憶の中の悪者を許していないし、許さないことで自分を守っている。
今目の前の人とその人を結びつけ、この人は悪い人、やっばりそうだ、自分をまたそう扱う、って思いたい。つまり、自分を守りたい。
許せないって被害者でいる、無意識に。
それに気づかない限り、劣等感は強く持ち続けることになる。
劣等感は消えるものではないし、かなり強力、しつこい。
もちろん、今目の前にいる劣等感を感じさせる人が嫌なら、距離を置いても、離れてもいい。付き合い方、関係性は変えてもいい。
そこは自由に選択しながらも、自分を深く掘り下げていけば、劣等感とは上手く付き合っていくことができる。
まずは、自分が自分を見下さないこと。
見下さないと決めること。
それはできるようになっていくし、そう感じさせる人が気にならなくなる。必ず。
だから、大丈夫。
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