売れている人は体力がある
売れている人は体力がある。
何度か聞いたことあるけど、本当にその通りなのだと思う。
バキ童チャンネルに出演した動画がいくつか公開されている。
芸人として何度も共演している春とヒコーキだが、YouTubeの現場で会うのは初めての事だった。
テキパキと撮影の準備をしていく二人を見て「これが、バキ童チャンネル……」と少し慄いたが撮影自体はとても楽しかった。
撮影は昼から始まり、最後に撮ったのが土岡さんが「ラブライブ!」を語るだった。
前日にぐんぴぃから「土岡がラブライブを語るので、よかったら近くにいてください」だけ言われていて「就活の時にスクフェスをやりすぎて”このままでは本当に人生が終わってしまう”と泣く泣くアンインストールをした」というエピソードは話せるかな~とぼんやり考えながら席に座り撮影が始まった。
いつものホワイトボードの前でラブライブシリーズについて話す土岡さん。
たまに何か言ったり笑ったりしながら、わたしは座っていた。
一時間ほどノンストップで話した後で一旦休憩しましょうという事になり、ぐんぴぃは水を飲んでいたけど、なぜか土岡さんは何も飲まずにただ突っ立っていた。
そこからまた話し続ける。
動画でも触れていたが、収録時間は2時間だった。
さすがにビックリした。
トークライブでも2時間話す事は滅多にない。
途中何度か区切れてはいたけど、ほぼノンストップだった。
それに撮影はそれだけではなく、昼から何本も撮ったうえでの2時間だ。
ぐんぴぃだってただ単純な相槌をするだけでなく、リアクションをしながら聞き手を遂行していた。
わたしは撮影に慣れていないという事もあるが、終わった後はとても疲れた。
バキ童チャンネルチームは翌日も撮影をすると言っていた。
内容の面白さとかそれ以前に「体力あるな~」と思った。
つくづく思うがわたしは体力が無い。
高校生の時に陸上部で5000mを走っていたなんてどこ吹く風で、日中はずっと眠いしだるい。
夜にネタを一本するだけのライブがあるだけなのに、楽屋入りした時に体調を心配される。
机に向かう体力も無くなってきている。
ネタを書くのも文章を書くのもライブのオファーをするのも請求書を書くのも、同じぐらい疲れる。
すぐに横になる。
体力がある人、羨ましい。
「仕事は量より質が大切!クソ仕事はしないようにしよう!イシューから始めよう!」というのは正しいと思うけど、それと同時に「とはいえ、量をこなすのも大事だよね」とも思う。
質を高めたうえで量をこなす。
それでようやく見えてくる景色もあるだろう。
仕事をするだけではなく、映画を見たり読書をしたりする時間も欲しい。
インプットとアウトプットは、身体の別の器官が担当しているような気がするけど、結局全て同じ身体が担当している。どちらをするにも体力がいる。
ここで疑問なのが「売れている人は体力がある」のか「売れてから体力がついたのか」どちらなのだろうか、という事だ。
おそらく前者であり後者だろう。
つまり、元々体力がある人が売れてハードスケジュールをこなすうちに体力もついていった、という事だ。
化物みたいな体力の持ち主はそうなのだと思う。
常人でも大量の仕事をしていけば、体力はついていくと思う。
会社員時代に明らかにキャパオーバーの仕事を振られて、上司に「キャパオーバーだなあ」という顔をしていたら、「キャパは大きくなるから」と言われた事がある。
本当に大変だったが確かに言う通り段々とキャパが大きくなり、余裕でこなせるようになった。
体力もそれと同じような事なのだろう。
すると問題が一つある。
体力をつけるには売れる必要がある、という事だ。
スケジュールを大量に抑えられて、毎日ライブやテレビに出て、何かしらの締め切りがある生活に身を投じなければ、わたしが憧れる「体力あるな~」という人になれないのだ。
売れていなくても、自分で自分に仕事を与えてスケジュールをいっぱいにすれば体力がつくのでは?と思い、週2日更新のnoteを週3日更新にしてみた。
その代わりに、自主ラジオの更新を不定期にした。
多分体力はつかないと思う。
今日も8時間寝る。
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