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冥王星水瓶座時代と自分で「知る」努力
1.占いについて投稿するようになった理由
前回は兵庫県知事選挙の帰趨を11月15日午前に行なった占いについて述べ、斎藤元彦氏落選と稲村和美氏当選の予測は外れましたが、選挙後に他の占い動画をいくつか視聴してみて面白い傾向を感じました。
またこの選挙の前後の一見無関係と思われる一連の出来事に実は一種の相関性があることにも気づきました。
さらに斎藤氏再選から1週間も経たないうちに公職選挙法違反疑惑がマスコミとネットの両方で話題となり、これまで一貫して「斎藤劇場」の胡散臭さを指摘してきた私からすればまさに「さもありなん」ですが、まさかこれほど早く斎藤氏陣営の自爆的自慢でこういう展開になるとは想像しておらず、11月20日から本格化した「風の時代」とはかくも風向きの変化が激しいのかと驚いた次第です。
これらの点に注目してみると、今回の兵庫県知事選挙の持つ意味がよりはっきりとしてきますが、多少時間が必要なため、後日まとめて記事にしたいと思います。
最近は自分で行なった占いについて投稿するようになりましたが、それには複数の理由があります。
第一に、以前にも指摘しましたように、方法論的に社会科学は過去と現在を分析することはできるが、未来を予測することはできない、とする社会学者マックス・ウェーバー説?のとおり、現在進行中のさまざまな政治・経済・社会の分野の事象に関する専門家らの予測が実はそれほど的中しているわけではなく、むしろ近年は外れる傾向が顕著になってきたと感じる一方、ネット上の占い動画での予測の方が意外に当たっていることに興味を覚えたからです。
第二に、こうしてみると古今東西の為政者らが政治的決断を行なう際に各種の占いを参考にしてきたことには、科学で証明されていないだけで、何らかの「合理性」があるのではないかと考え、少なくとも自分なりに検証してみる必要と価値があると思うようになったからです。
第三に、占いは記紀神話や社寺の伝承などにも多々あり、これまで行なってきた日本の信仰思想の探求においても早晩取り組まねばならないと思ってきたテーマだからです。
第四に、このテーマに取り組むことは、「カルト」と「オカルト」が混同された現代日本において「オカルト(神秘で超自然的なこと)」を偽装した「個人カルト(崇拝)」が多くの問題を引き起こしているカラクリを明らかにしていくうえでも有効だと考えているからです。
第五に、「カルト」と「オカルト」を混同させている現状の背景に窺える企図とも関係してきますが、歴史的な出来事から現在進行中の出来事まで、西洋占術との関連性が「偶然」ではないことが見えてくるからです。
第六に、西洋占術について勉強してみることは、近世、近代から現代に至るまで国際政治経済の中心となってきた西洋人の発想や思考の特徴などを把握するうえでも有効でしょう。
第七に、西洋は基本的に一神教のキリスト教文明圏ですが、西洋占術にはもっと古い土着の多神教的な思想を見てとることができ、それは西洋に対する見方を深めたり、日本の多神教的信仰思想との共通点と相違点を見出していけば、それは日本の信仰思想についての新たな発見や理解の深化につながるからです。
以上から、私にとって占いを実践してみることは、これまでの信仰思想の探求はもちろん、未成年の頃から興味を抱き、学生時代から専攻し、その後も結局は一定の距離を置きながら何らかの形で関わることになった政治研究の延長上にあることなのです。
2.冥王星水瓶座時代と冥王星についての私見
そこで11月20日から冥王星水瓶座時代が始まりましたので、冥王星について調べてきたことを取り上げます。
冥王星水瓶座時代とは占星術の観点からの考え方と表現で、冥王星が地球からは水瓶座の範囲に見える期間です。
ただし冥王星が一旦水瓶座に入った後で反転逆行し、今まで居た山羊座に戻り、やがて順行に転じて再び水瓶座に入り、また逆行して山羊座に戻り、さらに順行に移って最終的に水瓶座に入るという具合に二つの星座を行き来する時期が、具体的には昨年3月24日から今年11月20日まで続いてきました。
同様に冥王星は次の魚座に2043年3月9日に一旦入りますが、やがて反転逆行して水瓶座に戻り、再び順行に転じて最終的に魚座に入ることになります。
ですので、冥王星が初めて水瓶座に入る(後に逆行して山羊座に戻る)時点から次に初めて魚座に入る(後に逆行して水瓶座に戻る)時点までの期間Aと、冥王星が最終的に水瓶座に入る時点から最終的に魚座に入る時点までの期間B、冥王星が水瓶座の中にだけいる期間C、冥王星が水瓶座と関係する最大期間D、とに分けて整理すると次のようになります:
・A=2023年3月24日(水瓶座入り)〜2043年3月9日(魚座入り)
・B=2024年11月20日(水瓶座入り)〜2044年1月19日(魚座入り)
・C=2024年11月20日(水瓶座入り)〜2043年3月9日(魚座入り)
・D=2023年3月24日(水瓶座入り)〜2044年1月19日(魚座入り)
以上のどれをもって「冥王星水瓶座時代」と呼ぶかは人によって見方が異なるかもしれませんが、いずれにせよ約20年間ということになります。
冥王星は太陽系で最も公転周期が長く(約248年)、現代人の平均寿命からしても約3倍の年数に及ぶため、個人はもちろん社会全体への影響という観点から語られることが多いです。
そういう点では、公転周期が現代人の平均寿命の約2倍の海王星(約165年)と現代人の平均寿命に近い天王星(約84年)、1周また2周すると昔の平均寿命に近い土星(29.4年✖️2=約59年)も同様に、社会的影響力がしばしば話題になります。
このように人間の平均寿命との比較という視点からも、これらの社会的影響力の強い星々を整理してみても興味深いものがあります。
肉眼で見える最も遠い惑星が土星であるため、古典的な占星術では太陽、水星、金星、月、火星、木星、土星までの七天体が取り扱われ、それらは個人への影響という観点で解釈されることが多いですが、前述のように社会的影響力も注目される土星に「制約」の象意があるのは、個人がその資質や能力を発揮したり、願望などを追求する上で社会的な制約や障害が加わることがあるからでしょうか?
資質や能力、願望、寿命といった個人の現実的な限界が土星に意識されたのは、土星が肉眼で視認できる最も遠い惑星、すなわち人間の現実の肉体的でもって把握する上でギリギリの距離にある惑星ということによる発想でしょうか?
これら二つの?は何かを見聞きしてではなく、今執筆しながらそのように思ったことです。
ロシアで大学院を中退してから、何かを学ぶ際に体系的に取り組むということがなくなり、気の赴くままに情報に接するのが習慣化してしまい、日本の信仰思想も然り、占いに関する知識もまったく体系的ではなく、気になった事柄を随時調べるという感じですので、いろいろ誤解もあるかもしれません。
やがて天体望遠鏡の発明と発達で肉眼では視認できない天王星、海王星、冥王星が発見され、それらは個人的影響より社会的影響の方が重視、強調されますが、私の想像では、天体望遠鏡の製作、改良、映像の解析をすべて一個人で行なうことはできず、必然的に複数の他者、つまり社会的な協力を必要とするものであること、そして実際にそのような社会的協力があって発見されたことも、これらの三天体が個人よりも社会全体への影響という観点で語られることに繋がっているように思います。
3.冥王星の発見と社会全体主義
土星(Saturn)以遠のこれらの星々は「トランスサタニアン」と呼ばれ、それらの象意が個人だけでなく社会全体へ影響することは、社会的価値観への隠然とした圧力が加わることにもなるようです。
もっと踏み込んで言えば、私たちがトランスサタニアンへの関心や意識を強めることは社会をある一定の価値観に方向づけ、統合・統制しようとする衝動に繋がる可能性も出てきます。
個人の価値観より社会全体に及ぶ価値観が強調される思想は「社会全体主義」、省略の仕方によっては「社会主義」や「全体主義」と呼ばれるものです。
実際にこの衝動が顕著だったのが2008年以降の冥王星山羊座時代です。
この時代は社会や組織の全体を優先する言論やヒエラルキーが何かと強調され、時期的に完全に一致はしないでしょうが、「勝ち組」と「負け組」や「成功者」という言葉が何かと目立つように感じました。
個人が「勝ち組」や「成功者」になりたければ、社会や組織が規定するルールや価値観に従って「努力」すべきとされ、「勝ち組」や「成功者」になることができなかったり、失敗したり、冷遇されたり、不利益を被ったり、騙されたりする原因はその個人にあるとして、「自己責任」が強調される傾向にありました。
しかし冥王星が最終的に入った水瓶座の時代では、個々人の独自の価値観が重視される気運が社会全体に広がっていくことになるのでしょう。
そしてこれまでの「勝ち組」や「成功者」の条件を規定していたような価値観やルールが相対化され、やがて根本的に見直されていくことになります。
その結果、冥王星山羊座時代の「勝ち組」や「成功者」は水瓶座時代の価値観では必ずしも「勝ち組」や「成功者」とはならなくなります。
これは、狭量な価値観を信じ込ませ、それに適合する「勝ち組」や「成功者」を称賛、崇拝(カルト)させ、大衆にもそうなることができるような幻想を抱かせて大衆の良心や努力や労働を搾取することで、社会のヒエラルキーを維持し、さらに強化しようとしてきた全体主義勢力を「負け組」に転じさせる可能性があります。
この全体主義勢力とは世界的には「グローバリスト」とも呼ばれ、現在の多数の国家が存在する表面的であれ「多極的世界」を、国家を廃止した「一極的世界」へ移行させようとする、しばしば表面上は多国籍企業の顔を持つ勢力です。
そういう全体主義勢力にとって個性重視の冥王星水瓶座時代が望ましくないのはすぐ想像できるでしょう。
そして実際、彼らは冥王星水瓶座時代が到来しないような、少なくともそういう意識が人類の間に広がらないように試みてきたように見えます。
その一つは、冥王星を太陽系の惑星から格下げすることで、まるで冥王星の占星術的な力がなくなるかのような幻想を人類に抱かせようとしたことだと思います。
そう推察できるのは、冥王星の発見と小惑星格下げの日付に窺えます:
ア)冥王星発見:1930年2月18日(小惑星センターでは1930年1月23日)
イ)冥王星の小惑星格下げ:2006年9月7日(小惑星番号=134340)
地球全体の全体主義化を目指すグローバリズム勢力は、大衆が本来のオカルト(神秘で超自然的なこと)である伝統宗教を「迷信」として否定的に見做し、その代わりに科学を「信仰」するように仕向ける一方、自らはオカルトの現実的な力を信奉し、オカルトを独占しようと熱心なようです。
以前、歴史上最も全体主義的だった国家の一つソ連の指導者ヨシフ・スターリンは自ら占星術に携わっていたと、ロシア在住時代に最もお世話になったジョージア(グルジア)出身の医師(故人)から聞いたと書きました(スターリンもグルジア出身)が、この医師は「『スターリン全集』の未公刊分を閲覧する機会に恵まれ、その内容からして、スターリンは2007年以降の10年間に第三次世界大戦が起こる可能性が最も高くなることを暗示していた」とも語っていました。
彼はソ連崩壊後のグルジア内戦で自宅を焼かれてロシアに逃れてきたのですが、もともと人脈に恵まれていたようで、故郷にも大臣クラスの政治家の友人がいたり、ロシアでは国会議員の秘書をしたりもしていたそうです。
彼がいつ、どういう形で『スターリン全集』の未公刊分(閲覧可、複製禁止)を閲覧できたのかは知りませんが、第三次世界大戦が起こる可能性が最も高い時期が2007年以降の10年間とする「占星術師スターリンの予言」は、2008年のリーマンショックや2009年の新型インフルエンザ騒動、マスコミも取り上げたマヤ暦2012年世界滅亡予言などを思い出し、また占星術では2008年から冥王星山羊座時代が始まっていたことを知るにつれ、私の中では信憑性が増していきました。
戦争は大衆を全体主義的に統制する絶好の機会であり、世界を一極的に支配するには世界大戦を引き起こすのが最も効果的です。
しかし前述のように世界の全体主義化を頓挫させかねないのが、誰も抗うことのできない力を持つ冥王星が個性重視の水瓶座に入ることだと考えられます。
そこで、2006年に冥王星を惑星から格下げし、占星術的な力が失われたかのような認識を広めようとする一方、実在する冥王星の「破壊と再生」の働きを利用して2007年以降に第三次大戦を起こし、さらに金融崩壊や新型インフルエンザ騒動で人類の生活を医療社会主義的に統制し、2012年世界滅亡予言も利用して世界を一元支配する新世界秩序樹立を画策した…、と妄想したくなります。
ちなみに、冥王星が発見された1930年はベトナム共産党、インドシナ共産党、マラヤ共産党、フィリピン共産党という全体主義政党が次々と誕生し、ドイツでは全体主義のナチス党が総選挙で大躍進をした年でもあります。
なお、「ナチス」は「国民社会主義ドイツ労働者党」のドイツ語の別称であり、「極右」の先入観なしにこの党名だけを見ると、「左翼」の社会主義政党だと普通は思ってしまうのではないでしょうか?
4.冥王星水瓶座時代と自分で「知る」努力
以前も社会主義vs資本主義や左翼vs右翼の対立は茶番だと指摘しましたように、表向きのイデオロギーは装飾であり、「社会全体主義」によって大衆を統制したい本音は共通しています。
そして両者の対立を煽動して、大衆も両側に二極化させ、つまり表面の色が違うだけでどちらも全体主義の体制に追い詰めて、支配をより容易にしていくことが、社会主義vs資本主義や左翼vs右翼を両建てで操っているグローバリズム勢力の本当の目的なのです。
「それは妄想」だと思う方の方が多いでしょうが、このような計画が実現可能だと信じ込んで、実際に企んでいるとしたら、確かに大変な妄想だと私も考えますが、あいにく無下に切り捨てることもできません。
世界史においては既存の国境を超えて支配地域をどんどん広げようとした人物や民族、国家がいたのは事実であり、そういう人物として古くはアレキサンダー大王が有名で、モンゴル帝国はユーラシア大陸を支配、大英帝国の支配領域は「七つの海」や「世界の4分の1」とも言われ、史上最悪の独裁者の一人とされるヒトラーは東西欧州を武力で支配しようとして失敗、同じく東西欧州を武力で支配しようとして失敗したナポレオンは日本ではなぜか「偉人」とされています。
このような歴史とその後の技術の日進月歩の発展と今後の可能性を想像すると、「世界一極支配」を夢想する勢力が再び出てくる、あるいはすでにいると考える方が合理的でしょう(ただし「世界一極支配」の実現性には私も懐疑的です)。
国家という制度を破壊して全世界を一元的に支配したいグローバリズム勢力は、その野望を実現するため、前述のように本来のオカルト(神秘で超自然的なこと)を「迷信」として否定するように大衆を仕向け、自らはオカルトの独占を狙っているようにも、またオカルトの知識や技術を利用しているようにも見えます。
そのようなことは、私自身もかつては胡散臭い言説だと思い込んでいましたが、実際に占星術やタロットや数秘術などに関心を持つようになってから、少なくとも検証してみることこそ科学的姿勢であり、何も自分で検証せず、オカルトに否定的な現代社会の常識を鵜呑みにして「陰謀論」だと頭ごなしに否定する方が非科学的だと考えるようになりました。
占星術では水瓶座を表現するキーワードは「I know」=「私は知っている」とされますが、何事も先入観を捨てて新鮮な目で「知る」努力こそが大切であり、それが冥王星水瓶座時代を生きていく上で、私たちの明暗を分けていくことになるかもしれません。
言い換えると、既存の常識や有名人や権威ある専門家らの見解を鵜呑みにせず、世間に迎合せず、改めて自分で「知る」努力をすることが、個々人それぞれ独自の価値観を生み出すことにもなるでしょう。
こうした姿勢で冥王星や海王星、天王星についても改めて調べてみると、さらに興味深いことを「知る」ことができましたので追々記事にしていきます。
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冥王星が水瓶座に入った翌11月21日、冥王星が支配星とされる蠍座に太陽が位置する最終日、博多阪急の屋上に立つと、筆やペンで描いたような一群の細長い雲が段々に列を成して西の空から風に乗ってやってきていましたが、今までの社寺参詣の折に神事・法要などの絶妙なタイミングで現れる瑞雲を目にした経験からして、これらの雲も瑞雲の一種に思われました。
そしてそれらの瑞雲は博多阪急の真上を通過して東の空へと渡って行きましたが、そこに御鎮座の鉄道神社(住吉三神)に「星門」の扁額がかかった鳥居があるのを目にし、こういうタイミングもなかなかないので、記念に写真に収めました。
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