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「あゝ今日も、頭の中だけいそがしい・・・『あなたは今、書いていますか?』・・・」

あと何ヶ月かしたら、やることがある。大事なことだ。
恩師にクリスマスカードを贈るのだ。

これは毎年恒例だ。近所の文房具店でこれ、というカードを一枚買う。
何か一言添えたら、ポストへ。

返信はない。ご高齢なのだ。
信じたくないが、もう天に召された可能性もある。が。カードが返送されてこないので、まだしつこく毎年贈り続けている。

何しろ「最後の恩師」だ。
他にもお世話になった先生はおられたが、もうこの世にいらっしゃらない。

もう、ほんとに、最後のお一人なのだ。
その先生が若き頃、オレにお言葉を下さった。高校の卒業式の日、一人帰ろうとしていたオレに。

「あなたが書くものには深いところがあるから、書くことはやめない方がいい。それで、書いたものは、捨てないでとっておいた方がいい。卒業おめでとう。」

ほんの、一分間にも満たないシーンだが、今でもYouTubeのように憶えている。
嬉しかった。嬉しかった!
学校の門を出て、派手ではないが、クグッと力の漲ったガッツポーズをした。胸の中で。

その先生からクリスマスカードの返信がないので、歯痒くも一方通行の自己満足なのだが、今年は、こう一言書くことにした。

「先生、まだ書いてますよ」と。


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-作品展のお知らせ-


でですね、これに出展します。

内容は、このnoteに書いてあるものの宣伝です。
「もっと読まれたい!」ということです。

張り切って満寿屋さんの金赤の原稿用紙に、万年筆で書いた紹介文を額装(ダイソーさんの額)しました。

お近くの方、そうでない方も、是非!!!お寄り下さい。


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