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フリー台本ショートストーリー 「梯子」 #店員さん #ご案内



私、お店に行ったとしても店員さんに聞いてみるのに苦手意識があったりするんですよね。自分の中で一旦ぐるりと回って見てみたい訳で、回った後でも少し躊躇してしまいます。極力聞かない様にします。私はそんな輩です。

…書いておいて何なんですが…この物語の流れに何かデジャヴを感じておりまして…。「既に書いてるよ!」って方がおりましたらお声がけください、確認します。
一度調べはしたんですが、検索に引っかからなくて…。

とは言え、やはり、調べてから何か行動した方が安心するもの。調べるかどうか、それだけでその後の結果が変わったりします故。


ー利用規約ー

利用フリー台本、連絡不要(任意で、していただけたらニッコリします。見に行くかもしれません。)
本文転載は… それが見合う人になってくださいね。
アドリブをされた場合、アドリブを加えた事を示して頂ければ全然okです。
極力クレジットを記載してください。雰囲気ぶち壊れそうだったり、あえて隠したい場合は…そこは良心に任せます…。

私Twitterアカウントを持っておりますので、よければ連絡はそちらのDMにお願いいたします。


以下コピペ用↓

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【クレジット】

 利用フリー台本

(台本名) 「梯子」
(作者) 妙々 みょーんみょーん
(サイト) note
(ページURL) https://note.com/myonmyon_myooon/n/n5a63e41c4583

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登場人物 3人

客 店員A (メインの二人)
店員B (セリフ少なめ)

客が店員Aに目当ての物が店のどこにあるか聞く所から始まります。

参考読み上げ音源↓
 ※投稿未定

【下から本編】

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梯子


客「あの、すみません」

店員A「はい!何でしょう!」

客「はしごってどこにありますか…?」

店員A「梯子ですか!良ければその場所まで案内致しましょうか?」

客「良いんですか?それじゃあ、お言葉に甘えて…」

店員A「梯子と言っても色んな物がありますが、どの様な物をご所望ですか?」

客「その、私にもちょっと分かんないんです…」

店員A「ご家族様がご所望で?」

客「はい、夫と子供が。」

店員A「なるほど、何か作られるんでしょうか?」

客「はい。『物作りは良い経験だから』って、頼まれたんです。」

店員A「なるほどなるほど!そうですね、サイズはどれ程の物がよろしいでしょうか?」

客「そうですね…サイズと言うか…名前しか分からなくて…」

店員A「名前だけ、なるほど。ちなみにその名前を教えて頂けますでしょうか?」

客「あの、紙に書いて渡されたので…この紙を…どこだっけ…」

店員A「焦らずゆっくりで大丈夫ですよ!なるほど、名前をお伝えになったと言うことは、それほど特徴的な物なんでしょうか…」

客「あ、この…紙です。こちら…」

店員A「ありがとうございます。えぇっと…そうですね、確かにこちらのはしごでは…名前じゃないと伝わらないかもしれません…。」

客「そうなんですね…」

店員A「すみません、こちらに不手際がありましたので、また別の場所にご案内致します。」

客「そんなに特殊な物なんですか?」

店員A「いやぁ…まぁ…いえいえ、まぁ、確かにありふれてはいますが…確かに…はしご…ですね…」

客「ちなみにそれってどう言う物なんですか…?」

店員A「えぇっと、歩きながら、お話いたしましょっか…」

客「はい。」

店員A「えぇっと…とても小さいです…。」

客「小さい?」

店員A「そうですね、とても。それに…脚を乗せられる様な物でもありません…」

客「はしごなのに?!」

店員A「そう…です…ね…。えぇっと…。うん、そうだ、うん…、うん!お連れいたします!」

客「はい、よろしくお願いします。」

店員A「あ、すぐ着いちゃいましたね。こちらのコーナー…ですね…。ホームセンターなので、色々…あるんですよ。」

客「こちら…ですか?」

店員A「えぇっと…この名前の物は…、あった。こちら…こちらのはしごですね。」

客「え!これだ!本当だ!」

店員A「そうです!」

店員B「お、君?」

店員A「あ、先輩」

店員B「はしごって、何でこんなとこ案内してるの…?」

客「あぁ、店員さん。ちょっと端子(たんし)の場所の案内をして頂いてて…」

店員A「え」

店員B「え?君、端子の事『はしご』って読んでんの?」

店員A「お客さぁん!梯子外さないで下さいよぉ!」

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