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はじめての旅①タイ王国

学生のころ初めて行った海外旅行。
あれから時間も経って、その時の思い出を忘れつつあるので、備忘録としてnoteにも残しておこうと思います。


2013年、当時19歳だった僕は海外旅行(一人旅)に憧れていました。
しかし英語を喋ることはもちろん、聞き取ることも難しい僕にとって
海外一人旅はハードルが高く、渡航先を決めかねていました。


そんな折、親戚と食事する機会がありタイ王国の話に。
①そこまで英語を必要としない国(裏を返せばタイ語を必要となる)
②タイの田舎は日本の原風景が残っている場所が多い
③優しい人が多い
この話を聞いて渡航先をタイに決めることにしました。

1.匂いと恐怖

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バンコクのスワンナプーム空港

3月。あれほど不安がっていた一人旅にも関わらず旅行期間は2週間に設定、宿は事前予約せず行き当たりばったりで交渉するルールを自分に科し、いざタイ王国へ。

夜中に成田を出発し、明朝スワンナプーム空港につく飛行機だったと思う。
深夜出発の飛行機も乗ったことがなく、機内がとんでもない寒さで鼻水が止まらなかったことを今思い出した...笑

到着してすぐ思ったのは「日本と匂いが違う!」ということでした。
動物園の熱帯雨林コーナーのような、、スパイスの香りのような、、

そして、空港に着いてから1時間ほど空港外へ出られませんでした。
周りから日本語が聞こえない恐怖。目に映る広告に平仮名やカタカナ
はありません。

成田から一緒に乗ってきたと思われる日本人青年がこっちをチラチラ見ていたので、「あの人も同じように一人旅なのかな」、「声を掛けようかな」と思っていたら、何か決心したような顔つきでサッとタクシーに乗ってどこかへ行ってしまいました。

後ろ髪を引かれる思いで僕も空港を後に。

2.小さな事件

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フアランポーン駅

初日は世界遺産アユタヤ付近で泊まろうと考えていたので、
アユタヤ行きの鉄道が出ているフアランポーン駅へ。
意外とあっさり鉄道チケットは買えた気がします。

列車のボックス席に乗り込むと、後から来たタイ人も同じボックス席に。
簡単な英語で初めてタイに来たことを伝えたら、「タイは蚊が多いから」と虫除けの塗り薬をもらいました。ありがたい。

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危なくない・・・?

アユタヤ駅から宿があるような繁華街を目指すことに。
街の中心へは駅を出て、川をボートで渡る必要があります。

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街をウロウロ周り、地球の歩き方に載っている「Grandparent's Home Hotel」で宿泊の交渉。

何となく3日ほど泊まることを決めました。
心配しているであろう母に連絡をしなければと思い、
国際電話が使えるらしい郵便局へ向かうことに。
街行く人に声をかけ「郵便局はどこですか?」と聞くも「post office」が伝わりません。


そう、タイは「英語をそこまで必要としない国」だったのです(悪い意味で)
ガイドブックにも郵便局は載っておらず、諦めて宿に帰ることに。

ゲストハウスに帰ると、宿の子供がパソコンでネットサーフィンをしていました。
兄のTwitterアカウントを知っていたのでダイレクトメッセージでなら、自分の安否を伝えられることに気付きます。
無理を言ってパソコンを貸してもらいTwitterにログイン。
しかし見たことがないタイ語が並ぶキーボード。
何とか打った文字でこれを送りました。

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思い出しながら情けなくて笑えてきます。

続く

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