はじめての旅③タイ王国
1.美しい景色
目的地を決めず、アユタヤを出発した後「地球の歩き方」を開くと、
小さく「サンクラブリー」という街の紹介がありました。
ミャンマーとタイの国境近くにあり、モン族という部族が住む街。
直感でここに行こうと決め、地球の歩き方で行き方を調べると
アユタヤからだと結構大変なことに気づく。
その日中にサンクラブリーに着くのは不可能と見て、まずカンチャナブリーへ向かいました。
バスで向かう手もあったようですが、地球の歩き方に乗っていることが僕が知る情報の全てです。
鉄道の景色は本当に美しく、日本の原風景が広がっていました。
カンチャナブリーに無事着き、近くのゲストハウスで一泊することに。
夜は「綺麗なオカマがやっている」ことで有名らしい屋台のパッタイ屋さんへ。
翌朝、ゲストハウスで仲良くなった方(アル中で仕事を失ったネコ好きの43歳独身男性)と市場で朝食を食べ、サンクラブリー行きのバスの時間を調べることに。しかし、バスは次の日に出るらしい。
プランを変更し、カンチャナブリーでもう一泊。
この日は街の有名な観光名所「泰緬鉄道」に乗ることにしました。
この鉄道は映画「戦場にかける橋」の舞台となった橋を渡る鉄道で、第二次世界大戦中に旧日本軍が、タイとミャンマーを結び物資を運ぶために建設した鉄道です。崖スレスレで列車が走ったり、絶景ポイントがあることで観光地としても人気のよう。
途中乗ってきた親子と一緒の席になり、子供たちと自然と遊ぶことになりました。
手遊びなんかをしていると本当にその子たちが可愛く、つい頭を撫でてしまいました。
直後に親御さんから怒鳴られめちゃくちゃ気まずかった・・・
※タイでは子供の頭は神聖なものらしいです。
2.いざ国境の街へ
なんだかんだでカンチャナブリーを満喫し、サンクラブリーへ。
バスターミナルでバスを待っていて、やってきたバスは超小型のミニバス。
そこに押し込まれる形でバスに乗り込みました。
何回か休憩時間があったようですが、いつ発車するか分からないことと、
バスを降りるタイ人たちが猛烈ダッシュで車を飛び出していくので不安になり結局降りられず。
道中、バスを3台ほど乗り換えたがそんなことはガイドブックに乗っておらず、目的地に無事に辿り着けない気がして何度かため息をついた。
なんだかんだありながらも、ようやくサンクラブリー到着。
サンクラブリーは本当に行ってよかった。
歴史ある寺院がたくさんあり、観光客は少ない。
静かで時間がゆっくりと進み、街の人たちも穏やか。
ゲストハウスのベッドにとんでもない量の蟻がいたことを除けば完璧でした。
この街では何日間かゆっくり過ごしました。
その後、バックパッカーの聖地カオサン通りを目指し、バンコクへ戻ることに。
続く