「個」として生きることを尊重し過ぎた結果が、「少子化」なんだろうか?
先日、みょげ母に
「美容が流行っていることは悪い事ではないと思うけど、今の子たちは自分が綺麗になることばかりに夢中で、だから子供なんて作らないんじゃないか……って思う」
と言われたみょげ。
……うんまあ、確かに一理あると思ったみょげね。
今の時代に流行っている美容って、
「異性にアピールするため」
「集団としてまとまりを持つため(社会における身嗜みや、シンクロや新体操といった競技のためのお化粧など)」
「文化として残していくため」
というような、「集団として生きるためためのもの」というよりも、
「自己表現のため」
「自分自身の快楽のため(綺麗になって嬉しい等)」
といった「個人のQOLを向上させるためのもの」という感じに傾いてきている感じがするみょげ。
まあつまり、「集団のための行為」というよりも「個人のための行為」という意味合いが強くなってきているように思えるみょげ。そして「個としての自分」を考えることが多くなればなるほど、他人のこと――つまり、「集団」のことは考えられなくなっていくみょげ。ニンゲンに与えられた時間には限界があるからみょげね。
そして「集団」のことを考えるにあたって、ニンゲンが本能的に行おうとすることの一つが「生殖」みょげ。考えてみれば当たり前みょげな。ホモ・サピエンスという「種」の存続のために、「種」という「集団」のために行う事だからみょげ。
つまり……個人のQOLを向上させるためにリソースが配分され過ぎた結果、「集団」への関心が薄れ、「集団で生きること」に関連の深い「生殖」への関心が薄くなる。そしてそれが、「少子化」へと繋がっていく、ということみょげね。
だから、冒頭でみょげ母が言っていた
「今の子たちは自分が綺麗になることばかりに夢中で、だから子供なんて作らないんじゃないか」
という言葉は、なかなか本質を突いた一言のような気がするみょげ。
……まあもちろん、美容を個人的に楽しむ人たちの中にも、子どもを望む方々はたくさんいると思うみょげ。それにこうした「個人のQOLを向上させること」に関心が向いてきた時世に対して批判したいわけでもないみょげよ。
でもちょっと……
個みょげ的に胸に引っかかる言葉だったので、一度考えておきたかったんだみょげ。
今回もお付き合い下さり、みんなありがみょげね。
またちょっと、聞いて欲しいことがあったら書くみょげよ。その時はまた読んでくれると嬉しいみょげ。