箏の反り指と爪の話
箏の反り指、以外と多くて、色んな工夫をされてるんですが、反り指でない人にとっては、なんで?ってなったりします。そこをまとめてみました。(2020.01.31 リンク追加)
先達の工夫
会員制SNS「mixi」で、反り指のコミュニティ「反り指の会~箏弾きの為の~」があって、そこの古い書き込みをまとめてみます(あまりそういう有益なまとめがネットでは探しにくいので…問題があったらこの部分は削除しますね
爪の抜けやすい対策は、別記事にも書いたので、そちらも。
動作のコツ
普通の指との違い、反り指の構えと動作について、とても大事なことを書かれてる方が。
”手の甲が自分寄りになる”、というのは、たぶん、親指が関節ごと少し奥(低い絃の方向)へ入るので、手の甲が自分から見えるような形になる、手が手前側へ傾けた形ということなのかな(ちょっとだけ手の形をとってみた感想)
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なぜ反り指について調べたのか
反り指でない私が反り指の一年生の練習を見るときに、どうしていいか分からないなと思ったことがあって調べたのがきっかけでした。
1.3(親指 中指)の合爪で、親指が竜角(手首)側にかなり出る状態で、見た目、中指とクロスして違和感があるの、直してもらう方がいいのか、どうするべきなのかな~ということがり。
その時に上記コミュで、見つけた書き込みの中で、当てはまりそうだなと言うのがありまして。
というので、親指が右側へ出るアレはそういうわけでそっちが弾きやすいのかー確かに音はいいんだよね!と合点がいったんですね。
私は反り指ではないので、反り指の人のしている工夫を「それおかしくない?」と言ってしまったり、とにかく理解が足りていないと;
やっぱり、反り指さんには反り指さんにしか分からないことがたくさんあって、そして反り指の人しか経験しないような難儀があって、それを回避するための工夫をしている。そこを理解せずに否定してしまうのはよくないんだなー;と思ったのでした。
(しかし、その人はやめてしまったので、反り指合わせ爪クロスのその後と完成形は見られなかったのが残念です)
(ちなみに、調べてて、沢井忠夫先生が反り指だと言うことを知り、「鷹」にスクイの連続が多かったのはそれか…というのを理解した気分になりました)
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反り指用の爪 [追記あり]
「クリのある爪・ない爪」という話題が出ていたので、調べてみたら、反り指さんを道具の面からサポートする、そういう商品も出ているんですね。
↓インスタグラムでの投稿。(…を、PCで見られるサービスぽいところで見つけた)
「寿爪」で検索したら、取扱店があって、¥5,000/枚 とある。けど、なんと種類が「好みに応じて選べる192種類の形状をご用意しております。」とあって、すごいな…ってなってます。
>三島屋楽器店
あと、クリなしの究極?はこれかもしれない。海老反り型に作られた爪です。
>反り指用箏爪『反り指爪』|田中象牙店
☆ 反り指の方の、クリのある爪を使った使用感などが書かれた記事を見つけたので、追加しておきます。
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爪と角度については、分割して別記事にまとめ直しました。
反り指ではない人が反り指についてまとめたのは今日の所はこのくらい。