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写真の撮り方、秘密の方法教えます
(20190614更新)
SNSで使う広報用の写真、普通に撮るとどうしても人物の顔をぼかすか隠すかしないと、メディアに載せられないですよね。現場写真とか。
でも、加工をしてある写真って、あんまり美しくない。と私は思ってしまうので。
加工しなくてもいい撮り方の工夫と、より見せたいものを強調できる効果について。
★ トリミング
顔をカットすると、興味の対象が変わります。顔がないことで、「人」の要素を弱め、より強く「もの」を見せることができます。
顔部分がボカされている場合の、「隠された部分を想像したくなる」「逆に興味が湧く」人間の心理をなくすわけです。
そして同時に、その人が何をしているか、の、「何」の部分を、「もの」をクローズアップすることで、より見せたいものを強く主張できます。
(これ、大きく写っているものが主役として目に入るので、写った大きさのサイズ=パーセンテージの感覚を持っておくといいかも。)
楽器であれば、手元のクローズアップがおすすめ。
楽器を主体に、手は添え物としてイメージカットとして見せることもできますし。
他の人の手が添えられて入っていれば、「実際にこうやって教えています=練習サポートもばっちり大丈夫!」というメッセージを伝えることも可能。
お出かけやイベントの時、広報用のイメージカットなら、手に持ったペットボトル出し合った手で円陣みたいにしてもらえば、現場メンバー楽しんでるんだなってわかるし。
部活だと、合宿の時に、靴の並んだ玄関の写真は素敵でした(好き。
人を使わずに小物を代役に立てる方法、これ色々使えるので便利。
しかし、どうしても人を使わないといけないときもあります。
たいていの現場なら人の後ろ姿でなんとかできることも多いんですけども。
どうしてもなケース、楽器に向かう人の姿。
後ろ姿では「楽器」がうまく写らず、「人」の背中が要素として大きく入ってきてしまう。そういうときは。
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★ アタマ写して顔は写さず!
前髪を活かします。
頭上から撮ると、だいたい女子は前髪で顔が隠れるので、座ってる人を撮るときは脳天、頭上から。
「椅子にのって、高い位置から撮影する」。
和楽器を構えている場合は、たいていうつむきがちなので、顔面が写らないように撮りやすいです。
▼ 椅子にのって高い位置で構えると、これに近いものが撮れるはず。
特に箏は、楽器の詳細として柱の並んだ上面を一緒に入れて撮れるので、箏女子イメージの撮影にはうってつけ。
尺も、口元が写らないのが唯一難点ですが、指と孔、竹の質感が入ってわりと撮りやすい気が。
三絃は、楽器自体の向きが前方なのですけど、上からってあまり見ない角度なので、かえって面白いと思います、天神(糸巻きのある棹のトップ)の曲線はこちらの方が分かりやすいと思いますし。手元は右手は写りにくいか…?左手の指の繊細なのが見えるから私は好きです。
(そうだ楽譜は写ってもいいものを使いましょう、なにとはいわないけど)
あと、俯瞰で撮ると、なぜか被写体との間に距離が生まれて、客観的になる事が。
普段、あまり見ることのない角度なので、面白くみえる効果もあると思います。
それから、部屋の壁とかごちゃついたものが写り込まないからキレイに見せられる。床の一部だけ片付ければいいのです。w
これはあまり人には教えたくなかったんだけど。おすすめ。w
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★ 床位置から撮る
脳天ショットとは逆に、低い位置から手元だけのぞくように撮るのも、視点が変わって楽しいです。
楽器の目線で人間を手を見る、みたいな感じw
これは真横からでも面白いですし、ど正面でもよいかも。
床すれすれから三絃さんの手元と撥を撮るとか、箏さんの一の絃を引く瞬間とか。シャシャの瞬間とかは手指の関節がかっこいい。
あまり普段見られない角度で撮るのが、面白さのコツ。
言い換えれば、普通のヒトの目線の高さから見られるようなものを撮っても、感動はないということ。ですね。
そして、ローアングルを許される関係であるというのを、言外に言えちゃうのも、写真をよいと思わせる強みなので。(ここ大事、外部カメラマンはスカートの中が見えるようなひざ下の位置から女子を撮ることは許されないので。ほんまやでこれ)
部活で写真撮るときは、こういうのを狙って下さい。(あくまで女子が女子を撮ることを前提として書いていますよ、男子はローアングルはご遠慮してね)
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★ 背景に気をつかう
背景を意識することは、日常のスナップでは意識して撮ることは少ないかもだけど、そこでイメージのほとんどが決まってしまうと言ってもいいくらい、「背景」って重要な要素。
雰囲気のいい写真、いわゆる「映える」のは、ぜんぶ背景がきれい。または邪魔しない・余計な要素がない。
合奏で言えば、よく調和してくれる伴奏さんの有無で、聴き映えが全然変わってくる、そういうやつです。
背景のよさは重要。
▲ブツ撮り用の背景紙と、壁を使う方法が書いてあって、壁(場所)のストックはしておくといいなぁと。
人を撮るとき、表情を撮ることだけ考えてしまうと、「頭から電柱が突き出てる!」とか、「首にフェンス枠が!」とかもあり得るので。
(頭・首から線状のものが出てるのは、ポートレートではNGです。
→「商業写真で首切りと串刺しがダメな理由 」)
後ろの背景も少し気にすると、よい感じになるので、少しだけ。
お菓子やその他の細かいものを撮影するときも、背景にちょっと気をつかうと、雰囲気が変わります。
器に盛る、手に持つ、紙に載せる。布を敷いて花を散らしたりするのもよくある手です。
俯瞰=真上から撮ると、SNS映えします。
奥行きのある配置の時は、カメラに向かって平行でなく、ナナメ配置がすごく便利。
このへんは、検索すればたくさんtipsをのせたブログやサイトがあるので、研究してみるのも楽しいかもです。
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SNS使った広報、いろんな所がやってるけど、スナップの撮り方、すこし気になる~って思うこと多いなと。「いい意味で引っかからない」撮り方、私がイメージカットを撮るとき使うときに気をつけてることをちょっと書いてみました。さらっと流して印象だけ残す感じにできるといい気がします。
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この記事のヘッダーおよび記事中のサンプル画像は、フリー素材のぱくたそ様からお借りしています。いつもありがとうございます(敬礼)
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