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「間(ま)」
「間(ま)」というものの謎。
曲を演奏するときに、「間を大事に」と言われて困った記憶があります。
「間って何ですか?」と訊いてもあんまりはっきりした答えはもらえずに、「音で絵を描くように意識して」とかしか言われなかったような。
音で絵を描くって謎すぎるじゃないですか。困る。w
いまだによくわかってないので、「間」について調べてみました。
▼「休符を演奏する」
休符は大事なものです。その長さを意識する。そしてその長さを表現として使えるようになるには。
▼「メトロノームの拍ではなく音楽的な拍子を理解する」
この記事の前半はコンクールについて書かれていますが、後半には音楽についてたくさんのことが書かれています。音楽を生き生きとさせるものとその作り方について。
▼「音楽の流れ・リズムを作りだす動態的なプロセスとしての側面」
「本研究は、いわゆる日本の伝統音楽でしばしば“独自の感覚”と強調されながらも科学的検証に乏しかった「間」の音楽表現の特質を、伝統的なリズムパターン構成法(作調)の分析を通して探求するものである。」
おぉこれは。まだ研究が進められている途中のようですが、今後に期待したい・・・!!
▼「合唱における間とは」
▼ [PDF]舞楽における「間」の取り方に関する基礎的研究
URLがうまくとれなかったので、タイトルをコピペで検索してみてください。「(舞人が演奏者を)視認できるかどうか」というのがひとつの変化のポイントのようだとか、興味深い実験の一例かと思います。
(*URLをクリックするとpdfのDLが始まってしまうので、PCで閲覧した方がよさそうです。)
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元々の「間ってなんぞや」と思った最初、この記事の冒頭の話は、「合奏 春の海」の部内発表の場でした。
この「合奏 春の海」、ひとりでひく練習は何となくできても、合奏となると、箏2パート同士を合わせるのも大変で。さらに尺八が入るとテンポも何もという。
合わないからという理由で「メトロノーム使おう」ってやったのが、大きな間違いでした。
メトロの拍では、春の海にならないんですね・・・のっけからあの「ゆったり~のったり~」の穏やかな海の波打ち際の情景には。w
どっちかいうと、昔話に出てくる機織りの「トントンカラリ・トンカラリ」みたいなリズム感のある春の海になってしまいました。
その、「間」をどう理解するのか、というのが。
まだまだ基礎の基礎「乱れずにちゃんと手が動く、拍を崩さない」ことが大事なことだった私には、かなり、難しい課題になりました。(たぶんまだ理解できてないです。”ほどほどに気持ちいいくらいの空白を作る”程度の認識なので。個人差が大きいですよねこういうの。演奏中のコミュニケーション能力も必要になるんだと思う)
曲に必要なもの、または曲から要求されるものについて考えるのは、たぶん、はじめて数年は、みんな難しいんじゃないかなと思います。なので、曲の理解と組み立て、曲作りというのは上級生の仕事になってきたりするわけですね・・・。
(下級生もなるべく早くスキルアップは始めておいてほしいけども)
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曲の理解、「音で絵を描くように」という先輩の教え。
続きを書きました!
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