イメージフォト、手元のすすめ
イメージフォトについて。
写真を撮るとき、「その場で見える風景のまま」を撮る人が多いんですが。
風景と人を一緒に撮ると、どちらも中途半端にボンヤリしたものになってしまうこと、多い気がします。
映えない写真ってだいたいそれじゃないかな。。。
私も旅行の時などはカメラマンをすることが多いんですが。中途半端なものを作らないように、人の表情をメインにするか、風景をメインにするか、と撮るときに決めています。
特にこの頃は、お年寄りをサポートしつつ、という親族旅行が多いせいもありますが、人をメインに撮ることが多くなってて。よけいに、中途半端なものが撮れない。その人に差し上げるのが前提なので…;
そういうとき、なんとなくカメラ向けてパシャ、というのは簡単なようですっごく難しい。だから、カメラ持ってる時ってすごく集中して瞬間を狙ったり。
まぁそれも、プロじゃないので、そういうのがさらっとできないというのがすごくあるんですけど…。w
手
顔(個人)がメインでなく、でもその場にいる人の雰囲気を、というときは。
身体の中で一番表情が出る、手を狙います。
身体表現、特に踊りなどは、指先まで意識するように言われるらしいんですけど、それも、表情が出るのがそこだからなのかな。
…というのを、先日TLに流れてきた写真を見て思いました。
手の表情。
本日発売の「S cawaii!」にたなかが掲載されています ボルダリングをしている様子を撮ってもらいました 好きなことしてるだけで仕事になるのはほんと嬉しいなあと思います
— たなかです (@aaaaaatanaka) February 6, 2020
ボルダリングはマジで楽しいのでたくさんの人に広めたいし業界に貢献したいという気持ちだぜ🧗🏻♂️ pic.twitter.com/t4Oz6aoDuw
この一枚目も光の当たり方がキレイだなぁと思ったんですけど、三枚目がすごく手のダイナミックさ加減がですね、すごいなと。
力の入ってる手から、表情が想像できそうじゃないですか?顔は一切映っていないのに、この人の次のポイントを狙う目線まで想像できそうに思う写真だなって。
この緊張感のある筋肉質、動作の一瞬を切り取れる写真だからこそですね。
イメージカットとして、手元を写すことが多いのは、相手へそれだけ訴えかけることができるからだと思います。
たぶんこれね、全部映ってたら、チラ見で「ふーん」で済ませられる可能性もあるわけですよ、被写体がどれだけ美形であったとしても。
見る人の中へ浸透して、ないものを補って想像させる、そういう力があるのは、顔がないせいだからこそだと。
イメージカット、手元オススメするのはそういうわけで。
何かをしている最中の手元って、意外と表情豊かに、雄弁に語ること多いです。
個人的な好みで言えば、男性の力の入った手とかは関節が浮いて綺麗だなぁと思いますし。もちろん、女性の手元もなめらかな曲線美があったりするから捨てがたいのですが(ただのフェチか…?)
楽器を弾く手元も、幾つかパターン撮ってみると、よさげに見える角度とか光の加減とか、好みが見えてくるんじゃないかな。
場所と光と
私は部室では西日の摺りガラス越しのを撮るのが好きでしたけども。あれ使うとシルエットっぽくとれたりもするので。
撮影条件色々で試してみて。逆光ってドラマチックになるし、上半身を撮ったとしても、顔がはっきり映らないから一石二鳥かもしれない。
撮影ポイントは、まず場所、それから光。時間帯を選ぶのが大事です。
春先は外に出て桜の下で楽器の写真というのも風流でいいかもですね、構内だとホール裏の桜は撮影ポイントらしくて他所で何度か見たので、もし今も低い枝がばっさりやられていなければ、使えるかもです。
ちなみに過去の後輩で、新歓PRもかねて、多分そこだと思うんですけど、桜の下で箏の練習をしたという学年もいました。話聞いたら、桜が綺麗で気持ちよかったって笑ってましたw
(日が当たるので、古い箏だけを持ち出したということです)
ちょっと思い出したので、忘れないうちに書いておきます。以上思いだしメモでした。
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