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第一回 本気でマンガ紹介『G戦場ヘブンズドア』


こんばんは みょーです。

金曜日は『最近読んだ、観たもの紹介』です。私事ですが、今日はかなり気合を入れております。


その理由は、好き嫌いの激しいこじらせポンコツアラサーである僕の好きな漫画第三位を紹介するからです。説明不要、読めば分かるというレベルの神作品ですが、僕の感想を混ぜながらどうにかこうにか紹介いたします。

取り上げる作品は『G戦場ヘブンズドア』です。僕の記事で、何度も触れてきたので名前くらいは聞いたことがあると思いますが、今日は本気で読んでもらう為に記事をまとめます。緊張するぜ


ということで、簡単なあらすじ紹介から始めますが、ネタバレは無しでいきます……が、一話だけは少しだけ触れさせてくださいませ。それ以降の内容については内緒でいきます。内容は内緒……ウッ、頭が。


さて、紹介に入りますが、本当に大好きで何度も読み返している作品ですので、マジで娘を大谷翔平とお見合いさせる時くらいに気合入ってます。よろしくお願いいたします(?)

この記事で使用している画像は、全て『G戦場ヘブンズドア』一巻からお借りしています。日本橋ヨヲコ先生は優しいから、紹介には使っていいと言ってくれているのだ。スキ



二人の主人公



まずは、『G戦場ヘブンズドア』の裏表紙にある紹介文をお借りして、どんな作品なのかを皆様に伝えておきます。やっぱりプロの文章が一番だ。

人気マンガ家の父に反発する町蔵。
マンガだけを支えに育ってきた鉄男。
運命的な出会いを果たした高校生は
苛烈な「表現」の世界へと足を踏み入れる

G戦場ヘブンズドア完全版一巻 裏表紙から

この作品の主人公は高校生の二人、人気マンガ家の息子である堺田町蔵さかいだまちぞうとマンガが大好きな長谷川鉄男はせがわてつおです。町蔵は反抗的で不良っぽく振る舞い、ある意味で高校生らしい少年です。そしてヤ〇チンです。


一方で、鉄男はいつも静かで、子どもっぽいところもありながら、周りの空気をいち早く読み、大人の落ち着きを常に忘れません。そしてかわいいです。


この物語は町蔵の視点で進んでいきます。町蔵は父親に対して反抗的な態度を取り、人気作家である父の作品を「安っぽいお涙頂戴モン」とまで罵ります。その憎しみは、父の作品を愛読している人達にまで及びます。

町蔵はその反抗心から、密かに父を超える作家になろうと考えていました。「本気でやるならこっそりとやるべきだ」と考えていた町蔵は、クラスメイトの前で堂々とマンガを書いている鉄男につっかかり、「尊敬してるマンガ家は誰だよ?」と質問します。

鉄男の答えは「坂井大蔵さかいだいぞう」。それは町蔵の父のペンネームでした。


頭に血が上った町蔵は、勢いのままに鉄男の漫画を破ります。それに激高したのは鉄男ではなく、鉄男の幼馴染である久美子でした。めちゃくちゃ美人ですが、めちゃくちゃクレイジーです。ロックだ

怖すぎて手ブレしました

鉄男は、全世界の男性が震えあがる手術を始めようとしている久美子をいさめます。しかし、謝って許されるはずの無い行為を、町蔵はしました。だから久美子は「あんたが一番大事にしてるモン出しな」と、「同じ目に合うのがスジだ」と、話を続けます。

町蔵が差し出したのは、何枚かの原稿用紙でした。鉄男はそれを受け取り、目を通し始めます。町蔵を指差して笑うクラスメイト達と、そのざわつきだけが残っていた教室が、黙ったまま原稿用紙を読み続ける鉄男につられて、少しずつ静かになっていきます。


読み終えた鉄男は、町蔵に言いました。

「…でも、それよりもずっと強くてやさしい。なんだろう、すごくいい。」
「こんなものを破くなんてできないよ。」


運命的な出会いを果たした、二人の物語が始まります。




『G戦場ヘブンズドア』の魅力



この作品の魅力は、『G戦場ヘブンズドア』の世界を懸命に生きるキャラクター達の生き様です。それぞれが抱えたものを、それぞれがぶつけ合い、それぞれが自分と真正面から向き合うことになります。

登場人物たちは、本当に存在していると錯覚させるほどハッキリとした信条を、刃物のように鋭い言葉を投げつけ合い、その際も一切ブレーキを踏むことなく、全力で相手の懐に飛び込みます。そのため、常識や人道を踏み外すような行為も起きます。

ただ、そんな中でも、真の意味での”悪者”は一人として登場しません。全員が心に思いやりと人情を持っています。しいて言うなら、みんな不器用なんです。

だからこそ、この作品に描かれるシーンのひとつひとつに、眼を背けたくなるような痛々しさ、心を割かれるような青さ、胸を熱くする思いやり、涙腺が爆発して全治三時間の感動が詰まっています。

しかも、たった三冊の単行本にです。普通の漫画が100%のオレンジジュースなら、これはウェ〇チにカ〇ピスの原液を混ぜて、豚骨ラーメンのスープを入れたくらいに濃いです(想像したら吐きそう)



noteを使っている皆さんは、小説や映画が好きな方が多いように思います。それも少し大人向けと言うか、落ち着いた作品であったり、しんみりと染み広がるような作品であったりと、僕みたいに「主人公がドンってやってバーン!」みたいな感じではない気がします(来年30才)

だから、尚更この『G戦場ヘブンズドア』をオススメしたいです。この漫画はマンガでありながらドラマであり、映画であり、人生です。二人の主人公の運命的な人生で、それを盛り上げる脇役たちの人生でもあり、作者の日本橋ヨヲコ先生の人生です。いや、先生は神だから神生じんせい。座布団くれ


特に、僕のように作家になりたい方は、絶対に読んだ方がいいです。勉強をすればするほどに、この作品の素晴らしさと、日本橋ヨヲコ先生が書いてくれたメッセージの優しさに気づけるはずです。

ということで、まだまだ、パソコンのキーボードの文字が消えてしまうくらいに書きたいことが山ほどありますが、ここで僕が語るよりも、一話を読んだ方が手っ取り早いので、このへんで紹介を終わりにします。もっと聞きたい方は、僕が酒でべろべろになってる時にでもどうぞ。たぶん、干からびて死ぬまで喋ると思います。



さて、ポンコツアラサー無職の聖書である『G戦場ヘブンズドア』を、皆さんも手に取ってみてくださいませ。Amazonのリンクを載せておきますので、この土日にでもどうぞ。kindleでも読めるっぽいです。

僕は単行本派ですけど、三巻だから部屋も散らからないぞ。ただし、一話を読んだら止まらなくなるから注意。僕は掃除を始めてから五回くらいやった。



最後に



作家の勉強をすればするほど、日本橋ヨヲコ先生の凄さに気づけるようになり、ヤバすぎて心を折られるみょーであった。

ほんまにマンガがうますぎるんよなあ。特に『少女ファイト』は僕の理想です。いつか紹介します。


日本橋ヨヲコ先生には追いつけん……というか、どうあがいてもなれんから、阿久田編集長の忠告通り、自分だけのゴールを見つけるために頑張ります!お腹痛い!


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