第六回『ちょっとだけコンテスト』結果発表!
こんばんは みょーです。
『第六回ちょっとだけコンテスト』結果発表の時間です。お待たせいたしました。三日連続のつぶやきでフォロワーがたくさん消えました。残ってくださった方々、やるじゃねえかよ。
投稿期間が一ヶ月あったということで、ゆったりと余裕を持てたのはいいけど、飽きてないですか? 大丈夫?
さて、今回の『ちょっとだけコンテスト』は、僕がホラー的なもの全般が苦手にも関わらず『ちょっとだけ怖い話』ということで、色々とルールがやかましい企画となりました。それでも、たくさんの方が集まってくださったことに感謝です。何を考えているんだ貴様ら(失礼)
それにしても、怖い話が好きな方は多いようで、これまでの企画で一番多くの記事が集まったことにも驚きです。何を考えているんだ貴様ら(失礼)
ということで、全員紹介、全員入賞を掲げていたこの企画も、ついに人数制限をしなければいけない時が来ました。今回をもって、人数が多い場合は10名に限って賞を贈ります。やってみて改めて感じたけど、10名が限界な気がしてる。
また、いつも通り紹介の順番は一部を除いてあみだくじで決めています。順位、面白さ、普段の関わり等々、そういったものの影響はありません。変に勘ぐらず楽しくいきましょう。
あと入賞といっても色々と緩い企画ですので、「賞がもらえない=悪いこと」でもないです。ただただ、おもしろい記事を楽しく読んで、ハッピーに終わりましょう。
では!
前置き
今回のグランプリ、非常に悩みました。まさかここまで幅広いテーマになるとは思わなんだ。
お題が自由だった前回よりも参加者の個性が出ており、比べてからどっちが良いと決めるのは忍びないというか、良い意味でどっちでもいいというか。
「じゃあ好みで決めれば?」となるのですけども、それもそれで難しい。というのも、今回のコンテストは好きな記事が多いのです。そこから絞っても片手で数えるのがギリギリです。
それだけ接戦でした。全員にグランプリのチャンスがありました。綺麗事とかヨイショでは無く、みんな良かったです。でもメンバーシップ入ってくれるならヨイショするけど、どう?(台無し)
第六回『ちょっとだけコンテスト』結果発表!
未知の世界にビビっちゃうで賞
クローバーさんの『ちょっとだけ怖い話』は「生き物(虫)が怖い」です。昆虫にまつわる話が苦手な方は読んだらダメです。だいぶムシムシしてます。
少し話は逸れますが、幼い頃の僕は生き物全般が好きで、図鑑を読むのが好きでした。だから生物部の雰囲気というか、ちょっと変わった毎日に憧れを感じました。今の僕なら絶対にイヤですけど。
この記事のまとめ通り、当時のクローバーさんが気づいていなかった「常識と違うこと」が、まだまだ隠れていそうな気がします。もっともっと面白い話が生まれるかも? ですが、もっと怖い話が生まれるかもしれないのか。やべえ
また、他の方の『ちょっとだけ怖い話』に比べ、かなりストレートに怖い話だったように思います。グリーンGに出くわしちゃったことを想像するとゾッとする。はやく冬になってくれ~
それはそうと、文章の組み立てが綺麗で読みやすかったです。付き合いの長い身からすると、ずいぶん洗練されてきたような……って、上から目線の感想が生まれました。
ゾッとしちゃうのも書き手の技術ですから、それだけ上手な文章だったということで、元国語講師(ヤブ)からは以上です。ありがとうございました!
不思議な空気が魅力で賞
うにうにさんは小説として投稿してくださりました。紹介の際に気になることをズケズケと言っちゃいまして、なんともアワワな空気を出してしまいましたが、それも良い部分を感じたからこそです。だからって何でもかんでも言っていいわけじゃないけども
またまた少し話がそれますけども、小説であれなんであれ、文章を見ると書き手の姿が見えてくるものです。で、吉村うにうにさんは聡明な方なのだろうと察しました。もしくは医療関係で働いてたとか? それだけ細かい描写からリアルが感じられました。
不思議な雰囲気も随所から漂っていて、言葉もシャープでスマートなものが多いです。だからこそ僕は「わかりにくいかもしれない」と感じたわけで、逆に言うと工夫が詰め込まれているってわけです。
読み手とのバランスが取れたとき、この物語は読者に届き、深くて面白いものになるのだろうと想像できます。ワクワクしたからこそズケズケしたってなもんだ
「うるせーなコイツ」と思われるかもしれませんが、語順を意識して、無くても成り立つ言葉やシーンを消すということにチャレンジすると劇的に生まれ変わると思います。何様や! って思うでしょう。小説書いて偉くなる予定だから待ってて
こんなこと言ってばかりだと伝わりにくいかもしれませんが、心からワクワクした作品でした。僕の企画に投稿してくださったことに感謝です。他の作品も読みに行きます。ありがとうございました!
よく考えたら鳥肌立つで賞
のばらさんの『ちょっとだけ怖い話』は「自分のうっかりが怖い」でした。
確かに私生活で「なんでこうなったんだよw」と、自分で自分につっこみを入れたくなるような出来事が起きることはありますが、のばらさんと対抗するのは中々に厳しそうです。少なくとも電化製品を壊す覚悟がなければならない。心臓を捧げよ(例のポーズで)
でも、やっぱり日常がワクワクしそうでいいですね。ハラハラかもしれませんが、そこはリモコンに身代わりになっていただいて……
ふと思いましたけど、今までのエピソードでもっと怖い話もあったような気がする! そう思うと今回の記事は手加減してもらえているのか?
色々な角度からうっかりを生み出すのばらさん、恐るべし。
ちょっとだけ怖いというテーマにぴったりな記事でした。失礼かもしれないけど、どんなお題にでも対応できるほど、うっかりエピソードを持ってそうな気がする。気になる。
じゃあ『ちょっとだけうっかりしちゃった話』とかやった日には、のばらさんが無双するのではなかろうか。ちょっとで済まない可能性もあるとすると、それはそれで難しいのでしょうか。
妙な想像をしてしまいましたが、「ある意味怖い部門」のエースとなる記事でした。ありがとうございました!
信じるか信じないかはあなた次第で賞
ぽこまるさんの『ちょっとだけ怖い話』は「不思議な言い伝え怖い」でした。ししゃもの力に驚きました。どっから食べても良いことしかねえじゃねえかよ! お腹から食べたら胃腸が強くなるとかない?
話の中心は「迷信」なのですけれども、迷信って地域や家庭毎に微妙に違いがあり、たまにとんでもないオリジナリティが加わっていたりして面白いです。ぽこまるさんの記事もそんな内容です。
ゆるい雰囲気に好感が持てます。頭の中にあることを真っ直ぐに出す感じがいいです。文章って、ついつい上手く見せようとしちゃうものなのですが、変に飾らず、ただただ思ったことをまとめた文章は綺麗です。袋から出したばかりの折り紙を見ているような気分でしょうか。
あんまり褒めると嘘くさくなるのでここらで辞めますが、ぽこまるさんの視点を覗くような感覚で楽しめました。単純に知ってるけど詳しくない、みたいな話を聞くのも楽しいですよね。そういう部分に目をつけられるアンテナも素晴らしいと思います。
また是非、別のテーマで書かれた記事を読んでみたいです。ということで次回も強制参加だ(真顔)
ビックリするほど器用で賞
みおいちさんの『ちょっとだけ怖い話』は、もう「みおいち節炸裂」って感じです。怖くて……、じゃなくて感動でパンツが濡れます。ちょいちょいオバケの話するのやめて! 怖い!
一口サイズのお話なので感想も短くなっちゃうかもしれませんが、これズルですよね。こんな面白エピソード持ってる人、みおいちさんしかいないでしょ。
なんか心の中で天使と悪魔が言い争うみたいな表現ありますけど、みおいちさんの場合は右腕と左腕ですからね。器用が過ぎる。
地味におもしろかったのが、左腕さんが頑張って何回も起こそうとしているところ。健気かよ。みおいちさん、左腕を大事にしてください。右腕は早く寝なさい。
初めましての方に伝えておきますが、みおいちさんは、ちゃんとした小説を書くことも出来るすごい方なんですよ。こんな言い方したら失礼だけど企画記事との振れ幅がありすぎて、こう言うしかないの。僕の顔面に免じて許してください。いや見せたことないやろが~い
謎のノリツッコミで疲れました。いつか僕も両手で別のことが出来る人間になりたいです。
今回も参加していただきありがとうございました! 通知でみおいちさんの名前を見ると、どんな記事が読めるのかウキウキしちゃう体になっちまった
震えるほどおいしい妖怪で賞
タカチセさんの『ちょっとだけ怖い話』は「アホな男って怖い」です。いま僕のことが頭に浮かんだ人は正直に手を挙げなさい。凍ったフランスパンの威力を教えて差し上げましょう。
このお話の主人公はタカチセさんなのですが、もっぱらホストくんが全てを持って行っており、止まらないぶっとびは宇宙まで届きそうです。
この記事、冷静になるとすごく怖い話です。夏の『winter again』、ココナッツ、俺の気持ちMD。もはや妖怪やろ。取り付かれたタカチセさんがひたすら気の毒でした。
で、なにが良いって、おもしろおかしく書いてくださったことです。いや、ホストくんは終始おかしいんだけれども、おもしろく見せてくれているのはタカチセさんの表現であって、ホストくんはwinterココナッツで迷子になっただけなのでアレなので、うん(処理できない)
でも考えれば考えるほどホストくんっておいしいキャラしてますよね。絶対に関わりたくないけど。
また妖怪を見つけた時は教えてくださいね!
今回もありがとうございました。この企画の常連さんは面白い記事しか書かないから本当に困る(唐突な愚痴)
身の毛もよだつツルツルで賞
〆鯖さんの『ちょっとだけ怖い話』は、ハゲ怖い……じゃねえや。ひな祭りに起きたハプニングの話です。
このお話も一口サイズで読みやすく、工夫があって素晴らしいです。最初は「ちょっとだけって言ったのに怖いじゃねーか!」って半分キレながら恐る恐る画面をスクロールしていたのですけども、オチでやられました。おもしろいの。
テンポよく、あっさりと進み、ちゃんと笑える記事でした。でも、自分が小学生の頃に同じ事をしてしまっていたとしたら、たしかにビビるかもしれないな~とか、少しだけ感傷に浸ってみたりして。これがエモか?
うちのひな人形は植毛されてた気がするけど、気がするだけでヅラだったのかもしれない。怖いから確認しないけど。
文章としてのまとまりがよく、いつ、どんな気分で読んだとしても、クスッと笑える記事だと思います。そして、グランプリ候補の一角として僕を悩ませた記事でした。本当にいい記事でした。
こうした一口サイズのお話でも素直におもしろいと感じられるのはすごいです。楽しい記事をありがとうございました。ひな人形を飾る際は、是非とも金髪ロン毛のカツラを買ってあげて煉獄さんと呼んで上げてください。
恐ろしくなるほどハッピーで賞
りみっとさんの『ちょっとだけ怖い話』は「デズニーランドでハハッ!」じゃなくて、「M君さんとのデートの話」です。どこが怖いんだって? ホーンテッドマンションとか?
いいですね~。旦那様との思い出を振り返って記事を書くの楽しそうですね~。僕もいつか石原さとみとのデートを振り返って……
悲しくなってきたのでやめましょう。真面目にやれや! 誰のせいでこうなったと思ってるんだ!(鏡を見ながら)
単純な感想になって申し訳ないのですが、スラスラと内容が入ってくる文章は流石でした。伏線とかも用意されたりしていて、最後までチョコたっぷりって感じで楽しめます。あとオチがおもしろいの。今日オチがおもしろいしか言ってなくない? 大丈夫?
ちゃんとフリとオチがある文章って安心して読むことが出来ますね。もうすっかり慣れちゃったのですが、りみっとさんは用意してくださるので、リラックスして読むことが出来ました。そのうえ面白いところは面白く、描写が必要なところは丁寧にと、読み手へのサービスもあります。すごい
ここだけの話、毎回の企画で「おもしろいな~」と思わされている気がします。りみっとさん恐るべし。みんな恐いやん。
で、ズルになっちゃうかもと悩んだのですが、りみっとさんの二つ目の記事について少しだけ。
あれツボでした。なんかこう等身大のハッピーが爆発してハハッ! って感じで、こっちまで幸せになりました。こういう共感もあるんだなあ~
ということで、グランプリ候補として僕を悩ませた記事 ~その2~ でした。今回は本当に困る。
奮い立つ未来にあっぱれで賞
最後までグランプリ候補として悩んだ記事のひとつです。正直、選ばなかった理由ってなに? と聞かれると説明が出来ません。とても良い記事でした。
当方さんの文章は何度か読ませてもらう機会があり、ちょくちょく覗かせてもらっているのですが、今回の記事は今までよりもスマートというか、スッキリと、シュッとしている印象があります。それも薄味になるのではなく、むしろ無駄が減ったことで内容が濃くなっています。
当方さんなりの『ちょっとだけ怖い』を目標に、必要な情報を並べ、テーマに向かって進むという綺麗な流れがあり、一度読んだだけではツッコミたくなるような部分がほとんど無かったように思います。だからこそ内容がスッと入ってきました。
まさか、このお題で人生経験を通しての成長を読ませてもらえるとは思いませんでした。それも、お題に沿った形で。そういう視点もあったのか、と素直に関心しました。
「斬新さ」しか持っていないものは、どんな媒体であれ嫌いなのですが、当方さんの記事は、他の方と視点が違っているけど変ではない、特別なものになっていると思います。
おもしろい記事でした。この企画に投稿してくださって感謝です。もっともっと進化するんやろうなあと、ワクワク。
第六回『ちょっとだけコンテスト』グランプリ
第六回『ちょっとだけコンテスト』のグランプリは、蔵さんの「ちょっとだけ怖い話」です。おめでとうございます!
蔵さんにとっては嬉しくない情報になりますが、めちゃくちゃ悩みました。何回も言っていますが、本当に僅差です。多くの人にチャンスがある中、接戦をくぐり抜けました。クマ撃ちおじさんが
参加者の中でも一番の文章量だったでしょうか。元おせっかい国語講師(ヤブ)としては、ツッコミたくなる部分もチラホラ見つかるのですが、そこよりも大事なことがあるってもんよ。
詳しくは総括で
総括
この企画に何度も参加してくださっている方は、さすがに気づいているでしょう。僕がグランプリを選ぶ上で譲れない、というか譲らないことがありますね。
それが「読者を楽しませようとしているかどうか」です。独りよがりな文章ではなく、読んだ人を満足させようと努めている文章が好きです。少しだけ自分語りに付き合ってください(イケメンスマイル)
読者を楽しませるというのは、笑わせなきゃとか、面白おかしくやらなきゃとか、そういうことだけではなく、説明が必要な場面は丁寧に書くとか、自己満足でしかない言葉、描写を削るとか、伝わりやすい言葉を使うとか、キメる場所はしっかりキメるとか、そういう純粋な思いやりの部分だと僕は思います。どっかで聞いたことのある言葉だ。
前職を含め、文章に関わる生活も長くなったのですけども、昔に比べて、すいぶん書き手の考え方を理解できるようになってきた気がします。言葉選びだったり、順序だったり、目の付け所であったり。
それに(勘違いだとしても)気づけるようになってから、自分の目標は読み手を楽しませることになりました。難しいことですし、エッセイストや小説家を目指していないのであれば関係ないことなのですけれども、こうして多数の人が集まって企画をする以上、意識している人を評価しない理由はありません。
この基準を持ち出したとしても、グランプリ候補となる方は多く、僕の考えを尊重してくださっている方が増えているような、そんな雰囲気を感じました。勘違いだとしても嬉しいことです。
それだけに、今回はものすごく悩みました。それぞれに良い部分があって、優劣をつけられないのです。
小粒な真珠のように輝く記事。ミラーボールのようにギラギラした記事。パレードのように煌めく記事や、年季の入った水晶玉のように渋く光る記事もありました。どれも綺麗で、どれも良かったです。
その中からグランプリとして蔵さんの記事を選んだ理由ですが、エピソード自体がテーマに合っていたことが大きかったように感じます。特に日常を切り取る力というのでしょうか。目の付け所がおもしろい。
文章力のあるなしは当然ながら重要なのですが、何を話すか、どこを見るか、という部分も、才能と言ってもいいくらいに大事なことだと思います。毎日noteを二年近く続け、小説についての勉強をしていて、しみじみと感じます。
どんな場所か知らなくても想像しやすい。曖昧な概念では無く、きちんと出来事が存在していて、どこが見せ場なのか分かりやすい。蔵さんほど自然に囲まれた生活をしている人は少ないこともあり、現実なんだけど非現実的な話で、我々シティボーイからすればとってもウェーイって感じの記事になっています。は?
おじさんの一言を聞いた瞬間の静寂を想像できたのは、蔵さんの力があってこそでしょう。上手さとおもしろさ、両方のバランスを考慮し、グランプリに相応しいと思いました。もちろん、他の参加者の方にも素晴らしいところが数多くありましたが、僕はこの記事を推します。
ということで、第六回『ちょっとだけコンテスト』グランプリは蔵さんでした。おめでとうございます!
最後に
何度か仲良しフォロワーさんがグランプリに輝くことがあるのですが、くれぐれも忖度ではないのでご理解ください。仲良く手を繋いでワイワイ企画なので、皆様はギスギスするようなことをしないように。するのは僕の役割だぞ
単純なことで、僕が文章上手い人に絡みたがるヤンキーチワワなので、必然的にフォロワーさんの文章が好みであることが多いのです。そりゃグランプリ仲良し率も高くなるってもんです。
なんなら今回はグランプリを三~四人にしようか悩んだくらいですので、変な勘ぐりはやめてくださいね。
さてさて、次回の企画についても考えていきたいのですが、他にやることが多いので、しばらく期間が開いちゃうかもしれません。
それまでに、やってみたい、面白いお題のリクエストを受け付けております。やるかどうかは別として、良いアイデアがあったら是非とも教えてください。
あと、メンバーシップ限定記事のサンプルっぽいものも投稿しています。創作に関する真面目というかコア過ぎるような記事は、これからそっちに投稿していくと思うので、興味がある方は覗いていってくださいませ。
では、企画に参加してくださった皆様、興味を持ってくださった皆様、誠にありがとうございました!
寝不足なので寝ます。怖い夢を見ませんように
また会いましょう。
応援よろしくお願いします 心の支えになります