老健でのACPについて①
こんにちは。
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私は、卒後10数年目から病院併設の老健に勤めて、今年度で3年目になります。
当初は、子育て中ということもあり、
配慮して働かせてもらっているという空気があり、
(本当は、そういう空気こそ問題)
あれ?と思うことがあってもわりとスルーしていたのですが、
最近やっぱりおかしいぞ、と思うことに対しては、
少しずつ声を上げるようにしています。
その1つに、老健でのACPがあります。
「advanced care planning」
比較的新しい概念で、
それ以前は、
生前意志、リビングウィル、
といった言葉が使われていたと思います。
DN(A)R=蘇生をしない(試みない)
という言葉は今でも使われています。
少なくてもうちの施設では。
(ちなみにリビングウィルも使われています‥ほぼ死語だと思ってますが)
ACPの大きな特徴は、本人、代理意思決定者、近親者、そして医療従事者または介護従事者らが話し合って、
今後どんなふうにケアをしていくか話し合うプロセスであること。
本人または代理意思決定者の希望、
または医療従事者の方針、
だけで決めるのではなく、
両者が顔を合わせて意見を交わし合い、
時間をかけて合意できるところを探り合い、方針を決めていく過程を重視する点にあると思います。
少し話はそれますが、
ICという言葉も私は死語だと思って使いません。
(以前の職場の指導医が面談、という言葉を使っていたので私もそれに倣っています)
説明に基づく同意、informed consent
私が高校生の時、20年以上前に出てきてもてはやされた言葉です。
けれども今は、医療者側が一方的に説明してそれに同意させるという概念は古いです。
それ以前は説明すらなかったので、
その時代からいる人には新しいのかもしれませんが。
今は、
shared decision making
両者が意見を交わし合って、合意する、
という時代です。
なので老健のACPも、同意ではなく、合意のもとに進めていかなければならないと思っています。
終末期医療のこと、代替栄養の胃瘻や点滴のことなども書きたかったのですが、
思いのたけを綴っていたら長くなってしまったので、今日はこの辺で。
続きはまた近々更新します!
よろしくお願いします!