老健での多職種連携のスキル ー職種による考え方のちがいを受け止めるー
おはようございます!
だんだんと秋を通り越して冬の気配を感じつつある今日この頃、
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
私の最近の関心領域は、前回書いたようにもっぱら、管理・運営のことになっております。
もちろん、多職種連携のこともよく考えます。
これまでの自分がなんで安易で自己中心的であったんだろうかと、
あきれ半分に気づくことは時々、いやけっこうしばしばあるのですが。
最近まさによくそんなことがあります。
たとえば。
老健での多職種連携について、最近思ったこと。
利用者さんのことを第一に考えろと、ボス(以前出てきたの中でいうと、大ボスです)は言います。
私たち医師は、それを考えないと、例えば不必要な薬の副作用で、転倒を引き起こしたり、
しなくてもよかった点滴をしたことにより、せん妄になったりと、
常にメリットとデメリットが隣り合わせにあります。
でもたとえば、介護士さんはどうでしょう。
1人ではトイレ動作ができない人に、
トイレで排泄できるように手を貸すこと、
お風呂が、食事ができない人に手を貸すこと。
そのことそのものが、直接的に役立つこと、今まさに必要とされる行動を実行しています。
利用者さんのため、
とか考えないでしょう。私なら考えません。
考えなくても、役に立っているのだから。
医師と介護士では、それだけ仕事の内容に違いがあることに、
今更ながら気づきました。
なので、
「利用者さんのことを考える」
という表現1つとっても、
職種によって、立場によって、
その事がもつ意味合いは全く違うのだと気づきました。
多職種連携のスキルや理論について考えていくと1冊の本になるくらいだということも、
最近知りました。
そのうちの1つを、明日職場に届くよう、Amazonで昨日頼んだので、
このnoteでその感想も含めて、本の紹介もできるといいと
思っている次第です。
多職種連携の技術(アート)、野中猛先生という精神科の先生が書かれた本です。
またよろしくお願いします!