たくさんの人に介護士さんになってもらうには
前回からの続きです。
表題の答えは、ずばり、
報酬を増やすことです。
給料を上げることです。
誤解を招きかねない仮定の話になりますが‥。
私がどんなふうに医学部に入ることを選択したかを振り返ると‥。
私は医師である父や医師の娘である母の勧めにより、医学部に入りました。
当時彼らが言っていたことは、
手に職があった方がいい、
経済的に自立できた方がいい、
ということでした。
仮に、医師の収入が、介護士福祉士さんの収入ほどだったら、
彼らは勧めていないと思います。
そして医師になっていないと思います。
逆に、介護福祉士さんの収入がもっと高ければ、
高校生に勧める人も増えるでしょうし、
なりたいと思う人も増えると思います。
以下「」内、キャリアガーデンという、職業情報サイトの介護福祉士のページからの引用です。
「変則勤務で肉体的、精神的にハードな割には、給与が見合っていないと言われ、給与面に満足できずに離職をする人もいます。」
残念ながら、たしかにこれが現実です。
そこで、公務員全体の報酬を民間の平均レベルに下げて、
公務員を増やして、増えた人員を介護職や保育職に回したらいいと主張している方がいます。
獨協大学教授の森永卓郎氏です。
少し、現実離れしていて、実現には(主に現職の公務員たちから)たくさんの反対意見が出ると思いますが。
公務員という職種に誤解があるかもしれませんが、
デスクワークメインで、役所の考えのもとでしか動かない決まりきった仕事しかしない人たちより、
高齢者の笑顔や感謝の気持ちを支えに、
身を削って頑張っている介護士さんたちの給料が安いなんて、
やっぱりおかしな社会です。
再びキャリアガーデンより引用です。
「事業所には、社会福祉法人や医療法人、民間の会社などあります。
その中でも社会福祉法人は給料が低くても、都道府県の公務員に準じた給料体系である場合もあり、期末手当や福利厚生がしっかりしているところもあります。」
すでに社会福祉法人では、そうしているところがあるということ!
他の法人や民間でもどんどんやりましょう!
それと平行して、
民間全体の平均以上の報酬になっている公務員の報酬を、
民間レベルに下げることが実現したらいいと
心から思います。
少なくても私が事業所の管理職についたら、
そこの事業所の介護士さんの報酬は相場より高くしたいと思っています。
朝から熱くなってしまいました!
もちろん、現職の介護士さんたちには、
報酬面以外での介護の現場のやりがい、介護士としての使命感などを、
どんどん若い人達に伝えて欲しいと思っています!!
みんなでこれからの高齢社会をより良くすることができますように‥