プライマイ・ケア医の外来の仕事ー生活保護の患者さんのことー
読んでくださっている方、ありがとうございます。
これまで主に、老健の話をしてきましたが、
今日は外来のことを書こうと思います。
私は、プライマリ・ケア医として、地域の小病院の外来も担当しています。
色々な患者さんがいて、大変なことも多いですが、
何とか続けています。
患者さんの具体的なエピソードも紹介したいのですが、
個人情報を保護しないといけないので。
問題ない範囲で書きたいと思います。
私の勤める病院の近くには、ドヤ街があり、
生活保護の方がとても多いです。
そして、私の外来患者さんには特に、生活保護の方が多い傾向があります。(あくまで主観ですが)
その理由は、私が生活保護の方に割ときびしいタイプではなく、優しいタイプだからだと思います。
自分で言うのもなんですが。
そういう人たちを放っておかないというか。
男性が多いですが、女性もいます。
そして自分は、
生活保護の方に対して、しっかりと向き合って対応しているという自負のようなものが割とありましたが、
最近思うところが2つあります。
1つは、自分の中に差別意識はないのかということ。
もう1つは、優しくしすぎることは、本人にとってよくないのではないか、ということ。
1つ目の答えは明確です。たぶんあります。
2つ目の答えも‥それは、よくないでしょう!
私がどんなに生保の方に向き合って診療していても、
こんな人だから、生活保護になってしまったんだな、
とか、
税金でたばこやお酒買って、体調くずして、本人負担ゼロで薬もらって、何なんだろう、
とか思っています。
生活保護の方を支援しているNPOの方と関わることもありますが、
今度、そういう人たちに、差別意識について、聞いてみたいと思います。
2つ目について。あまり私が優しくしていると、
ほかのスタッフから厳しく言われてしまった時に、すねてしまう人がいます。
それで私の外来に来なくなった人もいます。
その辺は、ほかのスタッフと多少、足並みをそろえる事も必要なのかもしれません。
世の中そんなに甘くないから、あなたももっと頑張りましょう、
というくらいがいいのかもしれません。
それでも病気や事故などのやむを得ない理由で生活保護を受け、
酒もタバコもやらずに頑張っている人もたくさんいます。
そんな人の力になれるよう、
今日も頑張っていこうと思います!!
最後まで読んでくだった方、ありがとうございます!
生活保護支援をされている方、したいと思っている方、
一緒に頑張っていきましょう!!