理想だったお家に期間限定で住んでみて感じたことと、新たな理想
私の最近の理想は
自然豊かな大きなお家に住むことで
現在はそれを体現したかのようなお家にワークエクスチェンジとして住まわせてもらっている。
熱帯雨林の中にあって、お家はトロピカルな植物で囲まれている。
ローズマリーがすくすくと育っていたり、おしゃれなホームセンターで高値で売られてそうな緑の植物やお花が当然かのように土から生えている。
町に行くまでの道はもはやジャングルのようで、ネイチャーツアーができてしまうほど。
朝起きたときに一番最初に目に入るのは青空と太陽の光と緑で、耳に入るのは鳥と牛の鳴き声。
プールがあって
二階のテラスは展望台のようで
そこから壮大な山々が見渡せる。
最高の暮らしだな、経験できて心からよかったなと思った。
その一方で、私の理想のお家はこれじゃないかもと知ることもできた。
この記事ではなぜそう感じたのか
じゃあ今はどういうお家がいいなと思うのかについて記録しておく。
まず、自然豊かな場所にある大きなお家というものは、メンテナンスがとても大変だ。
家主のおじいちゃん、おばあちゃんは長年ワークエクスチェンジを行っているそうなのだけど
その理由は
自分達じゃ到底メンテナンスできないから
というものだった。
実際にお手伝いをしてみて、その言葉の意味を思い知った。
まず、大きな家というのは掃除機を全部屋かけるのに何十分もかかる。
屋外のウッドデッキや庭に落ちている葉っぱを綺麗にするとなると倍の時間が追加される。
期間限定で滞在している私は「いい運動になるなぁラッキー」と思って取り組んでいるけど、これを毎日・毎週ずっとやるとなると話は別。
ましてやお年寄りがこの家全体を掃除するとなると、相当な体力を消費するだろう。
野生の美しい植物も、放っておけば無法地帯になるので手入れが必要だ。
家主曰く、旅行から帰ってきたら雑草がボーボーに生えていたらしい(笑)
私はローズマリーの周りに生えた雑草を引っこ抜いたり、その他所有エリアの不要な植物を取り除いたりしたのだけど、大きなゴミ箱が何度満タンになったか分からない。
一軒家にプールがあるのは夢のような話でうっとりしちゃうが、学校でクラス一丸となってするようなプール掃除とその周りに落ちてる枯れ葉の除去を定期的にする必要があるという盲点に気付くことができた。
あと
湯船の何十倍もの水で満たすとなると、水道代がエグそうだ(笑)
また、自然豊か=虫たちがものすごく活発だという事実にも気付いた。
当たり前っちゃ当たり前なのだけど、ここまでとは思っていなかった。
網戸をどれだけ細かくしても、入ってくるものは入ってくる。
ここに来る前に滞在した熱帯雨林の宿はとても綺麗だったけど、自然が豊かすぎるあまりGの侵入を避けることができず、一晩で5匹以上を目撃する結果となった。
とまあ、実際に住んでみて
最高!!!!!と叫びたくなると同時に
ここに毎日住むのは想像できないとなった。
やっぱり、理想を早い段階で試着して裏側を知っておくというのは大事だなぁとつくづく思った。
じゃあ
その上で今はどういう空間がいいなと思うのか?
まず、私は西洋風の屋敷みたいな建物よりも和風な古民家風の建物の方が好きだと気付いた。
もっというならば
古民家をちょっと今風にリノベーションした感じの空間!笑
二階建てというよりも平家で
大きな庭ではなく小さな庭と縁側があって
木の温かみを感じられて
掃除やメンテナンスに手間が掛からなさそうなエコな空間を今は求めている。
機会があればエアビーで予約して試着しよう。
試着した方がいいのは服だけじゃないですよ、あらゆることは事前に試着してチェック!笑
家全体が大自然に囲まれていなくとも
お風呂や台所から緑が感じられて、プールではなく小さいサウナと木の湯船があれば最高すぎる。
そんな感じで、理想が大幅にアップデートされるという結果になった。
理想はね、できるだねクリアに想像した方がいいよ(タダだしモチベ上がる笑)
とはいえ
期間限定で熱帯雨林の中の大きなお家に住めるのは夢のようで
今朝も「ああ気持ちいい、幸せだ…」と思いながら太陽の光と鳥の囀りで目覚めた。
あと1週間いるので、今ある期間限定の日常を思い切り楽しんでおこう!