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海外に出ると、普段は関わらないであろうタイプの日本人と仲良くなれるのだ

メルボルンに来たばかりの頃に出会った日本人の友達がいる。

彼女とは大きなバーで開催された言語交換イベントでたまたま出会った。

吸い寄せられるように目が合って、気が付けば意気投合して、連絡先を交換した。

よく恋愛で運命の人という表現をするけど、友情版運命の人がいるとしたら、彼女は私にとってそのうちの一人かもしれない。


海外に住むことの恩恵のひとつに、日本に住んでたら出会いすらしないだろうなというタイプの日本人と出会い、仲良くなれることがある。



海外に来てまで日本人とつるむなんてゴメン!
私はここで英語しか話さないんだからッ!
外国人としか仲良くしないんだからッ!


という人は多いけど、もったいないと私は思う。


海外に来ると、年齢も、住んでた場所も、仕事も、性格も全然違う、共通点ゼロな日本人と関わるチャンスできる。

なぜなら

「日本人」という大きな共通点ができるからだ。


色んな国の人が混ざり合う英語圏では、同じ国から来たというだけで大きな親近感がわく。

それゆえ

日本に住んでいたら仲良くならなかっただろうな、てか出会いすらしなかっただろうなみたいな人と、”日本人”というだけで繋がれたりする。

バーで出会った彼女は私よりも4つ年上で、大阪出身で、医療関係のお仕事をしていたらしい。趣味はスキューバダイビング。

この時点で何一つ共通点がないのだけど、お話しするたびに「新しい!!」「おもしろい!!」と感動して、私はすっかり彼女の虜になった。

その後月一くらいのペースで会うようになった。

物知りでアクティブな彼女は、私が今までしてこなかった遊びや時間の過ごし方を教えてくれる。

美しいブルーの毛糸で編んだ手作りのセーターを披露してくれたり

コーヒーエキスポというコーヒーの知識を深めるためのイベントに誘ってくれたり

秋は劇場にミュージカルを鑑賞しに行こうとお誘いしてくれた。

マジカルなお店でルチルの指輪を買ったとき、占い師のおばあちゃんが滞在している秘密の部屋を見つけたのだけど、それを彼女に話すと


ウケる!銀座の母ならぬメルボルンの母じゃん!オーストラリアで占われる経験したいから今度行こう!(笑)


と、占いのお誘いをしてくれた。


私は遊ぶといえばカフェかご飯を楽しみながらおしゃべりが定番だったし、私の友達もそれが好きなので、遊ぶってそういうことだと思ってた。

だから彼女からの全ての誘いが新鮮で、お誘いされる度に「こんな遊びがあったのか…!!」と感動している。

日本にいたら共通点もなく、出会わなかっただろうなという彼女にメルボルンで出会うことができてよかった。

その他にも、現役大学生の日本人がお家に遊びに来てくれたこともあったし

芸術大学を卒業したアーティスティックなご夫婦とたまたま出会ってバーで時間を過ごしたり

普段自分がいる界隈をはるかに超えた出会いを果たすことができた。

あと

海外生活って山あり谷ありで、何かしらの事件が起こる確率が高いのだけど、そういうハードな瞬間を支え合えたりするのもいいところ。

私は1ヶ月前に辛い出来事が起こったのだけど、その日にフードコートに日本人の女友達が駆けつけてくれて、話を聞いてもらいながら泣いた(笑)

そういう出来事も思い出になって、いつか「あのときさw」って笑って話せる日が来ると思う。

普段よりも色々起こる環境だからこそ、いい部分以外の一面を見せ合えたりするし

海外にいるからかオープンなコミュニケーションになりやすいので、割と深い仲になれたりする。

それに、同じ日本人だと帰国したときにも再会できる確率が高い。

海外で偶然出会って同じ時を過ごした人と日本で再会したときってのがエモいのよまた…!


ということで

海外に来たら、世界中のお友達を作るのと同時に、日本人のお友達も作るのがいいと思う。

同じタイミングで外国にいることが奇跡だから運命的な出会いだと思うし、縁がある人だから

この機会に

普段なら出会わないし関わらなさそうな日本人

日本人だからという共通点を使って関わってみるといいと思う!

新しい世界がパカンと開くよ!



The journey will be continued…

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