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できないことこそ、価値となる
世渡り上手で要領のいい弟は、私とは対照的だ。
物事の要点を掴むのに人一倍苦戦するから、学生時代は人の2倍は復習の時間を取り
本が大好きだけど難しいことが書いていると全く理解できず
仕事の研修でも、言われていることがさっぱり分からず途方に暮れてきた私。
でも、できないことが多いからこそ
「できない」人側の気持ちが痛〜いほどよく分かるんです。
「できる」人が決して見ることのできない、気づくことができない景色が見えちゃうのです。
これって、裏を返せば強みだと思うんですよ。
何事も最初からできてしまう人が
誰かに仕事を教えるときに
「なんでこんなことも分からないんだろう…!」
って思ってしまうようなことを
私なら
「これは難しいから、ゆっくり時間をかけて教えてあげよう。分からないことを尋ねやすいように、こちらから頻繁に大丈夫かどうか尋ねてあげよう。そうだ、あのコツを教えてあげよう」
って思いやることができる。
だから何かを人に教えるのが得意です。
本を読んでいるときも
「何でわざわざ難しい言葉を使うんだろう…全然理解が追いつかないし、何ならもっと短い言葉で説明してくれたらいいのに…!」
と思うからこそ、人に伝わり易い、分かり易い文章を書くことが得意です。
それに、アイデアを考えることも得意です。
こんなことをしたら人が喜んでくれるんじゃないか、注目してくれるんじゃないかって、泉のようにアイデアが湧いてくるのです。
要領がよくないから、あらゆることに不便さを感じていて、もっとこうなればいいのにって思う回数が人より多いからだと思います。
商品やサービスって、不便から生まれます。
今私たちの目の前に見えているものは全部
「もっとこうなれば便利なのに!」
から生まれたものです。
だから、もしかすると…
何かを発明するかもしれません.....。
(自惚れるのもここら辺にします)
伝えたいことは
どんな物事にも絶対にプラスとマイナスがある。
だから
プラスの側面に常に注目することです。
「できない」ってすごくマイナスに聞こえるけど
例えば
授業の内容が理解できないからこそ
分かり易いノートを作ろうと思えたり
痩せにくいからこそ
努力して試行錯誤して、皆がチャレンジできるようなダイエットの方法を見つけられたり
料理ができないからこそ
簡単で美味しいレシピを考えられたりすると思うんです。
できない人を喜ばせられるような何かを作ってあげられるんだと思うんです。
あなたの人よりもできないことは何ですか?
不便を感じていることはありますか?
それはどうやったら価値に変えられそうですか?
ちょっとだけ時間をとって考えてみてください。
きっとそこには
誰かを幸せにするための鍵があるでしょう...
✳︎
have a nice day!
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