見出し画像

誰かと、自分を比べることについて

幼い頃から、他人に対してライバル心をメラメラと燃やしたり、悔しがることがあまりなかった。

私は小学校から中学校にかけて、とある勝ち負けを競うスポーツをしていたのだけど、みんな負けた時は、子供らしく怒ったり、泣いたりしていた。

私はというと、一度、自分に勝った相手に、拍手したことがある。

今でも覚えているんだけど、そのあと、コーチに


「お前、あたま大丈夫か?」


って言われたのだ。


自分が負けたのに、相手に拍手なんて送るな、みっともない。お前は負けたんだから、ちゃんと悔しがれと。その悔しさをバネにして頑張れよと。




それでも、拍手を送ることの、いったい何がいけないのかが分からなかった。



一つ、分かったことは、私は100%アスリート向きではない。


例えばスポーツ選手が銀メダルを取ったとき、コメンテーターに対して

「まあ、相手のパフォーマンスの方がよかったんで、納得の結果ですね。」

なんて言ったら、ちょっとクソつまらない。

(熱気に包まれた会場が、一瞬にして凍る)



でもアスリートじゃない私は、他人に拍手を送るスタイルが、自分の世界を生きやすくするために、一役買ってるんじゃないかと思っている。



✳︎



そんな私だって、他人と自分を比べて、自分って劣ってんなぁ、苦しいなぁ....と思ったことはもちろんある。

ここから先は

1,289字
この記事のみ ¥ 300

サポートはその日一日が一瞬でハッピーになるくらいめちゃくちゃ嬉しいです♡届いたんだ...!!書いてよかった...!!って喜びを噛み締めます。