ご自由にお取りくださいブーム
オーストラリアにはメルカリがない。
だったら不用品はどうするのか?
主流なのは、写真を撮ってフェイスブックグループにアップすること。
DMかコメントで「欲しいです」と言われたら指定された日時に会って手渡しするか、郵送する。
私も一度せっせといらなくなったお洋服の写真を撮ってグループに投稿してみたのだが、一瞬で埋もれてしまった。
そんな感じで売れにくいし、なにより全ての過程がメンドクサイ。
メルカリのありがたさを思い知った瞬間だった。
私は日本にいた頃、週1くらいのペースでメルカリの発送をしていた。時にアマゾンプライムよりもスピード発送をしていた。
1分もあれば不用品を出品できて、最寄りのコンビニのメルカリボックスにINするだけで数日後に収益が入り、メルペイでお寿司を食べたり映画を観る…それがいかにすごいことなのかをメルボルンに来て知った。メルカリが恋しい。
じゃあどうするのか?
私は不用品を捨てることはしない。
だってまだ使えるのに、持ち主が変わりさえすれば活躍しそうなのに、ゴミになってしまうなんてあんまりじゃないか。
ということで、売れないのであれば寄付するようにしている。
お洋服だとH&Mの寄付ボックスに入れる。ちなみにこれは日本にいた頃からやっていた。
お洋服以外の寄付はどうしようかと思っていた矢先、最近いいことを思いついた。
現在住んでいる建物のエントランスにはテーブルやソファが置かれている。
そのテーブルの上に「ご自由にお取りください」というメモと共に手放したいものを置いてみたらどうかしら?と思ったのだ。
というのも、オーストラリアには「ご自由にお取りください」が実に多い。
レモンの木のあるお宅が家の前でレモンを寄付していたり、ダンボールの中にいらなくなった洋書が置かれていたり、建物の前にいらなくなったゲーミングチェアなんかが置かれていたりする。
え、どうぶつの森ですか?と笑ってしまったけど、気軽にシェアする文化らしい。
早速、日本から持ってきた本を「ご自由にお取りください」してみた。
お出かけするときにチラリとテーブルを見ると…
なくなってる!!!!
これがなかなか嬉しい。
どんな人に貰われたのだろう。
味を占めた私は、その後キャンドルホルダー、ペン2つ、ヘアアクセサリー、バッグをテーブルに置いてみた。
お出かけするときにチラリとテーブルを見ると、ペン2つの持ち主が見つかったようで、メモに「Thanks!」と書かれていた。嬉しい!!
その後、カバンとヘアアクセサリーの持ち主も見つかったらしく、なくなっていた。
私はよく海外に行くので、持ち物は「お気に入りのものだけをスーツケースに収まるくらいまで」と決めている。
新しい洋服を買えば古いものを手放すし、最近使ってないなというモノがあれば手放す。
そんなときにメルカリのような「売れるアプリ」があれば超便利なのだけど、最近は「ご自由にお取りください」もいいなぁと思っている。
私のご自由にお取りくださいブームは続く。
The journey will be continued…
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