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【2021年最新版】結局、DTM初心者はどのオーディオインターフェースを買えばいいのか...

去年の春頃にオーディオインターフェース(以下AIF)の選び方について書きましたが、今回は2021年版ということでDTM初心者の皆さんに改めてAIFの選び方、並びにおすすめの機種についてご紹介したいと思います。

※主にMacユーザー向けの内容になっておりますので、予めご了承くださいませ。
※紹介製品に関する最新情報はメーカーサイトをご確認ください。(ソフトウェア、OS対応状況等)

M1チップを搭載したMacPCについて

初心者の人はAIFを選ぶ前に、まず最新のMacについて知る必要があります。

2020年11月以降、Appleは自社製のCPUであるM1搭載Macをリリースしました。それまではIntel製CPUモデルのみでした。

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リリースから約3ヶ月経過しましたが、DTMerの間ではM1Macで果たして自分のAIF、または購入検討しているAIFが正常に使えるのか...

という不安の声が集まってます。何故ならドライバーで動くAIFがM1では対応していない...今まで使ってたプラグインが使えなくなった...という残念なトラブルが多々起きているからです。

M1Macをお持ちの人、あるいはこれから買う予定の人は今後OSだけではなくM1の対応状況も確認しなければいけません。

「ヤッホーーーイ!! 新しくMacを購入したぞ! さあ今からDTMを始めよう! 名曲作るぜーーーフゥゥゥxウゥ!!!」...

という人は敷居の高さを感じるかもしれませんが、AIFのシステム要件やMacの基本スペックを理解すれば全く問題ありません。

その程度のことを自分で調べる行動力すらない人はDTMなんて初めから手を出さない方が良いです(・∀・)

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ProとAirにはThunderbolt3という端子が付いており、これはThunderboltだけでなくUSB接続も可能です。非常にややこしいのですが、形状は「Type-C」という名称でUSBとThunderboltのいずれもサポートしています。

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既に現行から抹消されてますが、以前はMacBookという無印のラインナップがあり、これにもType-Cは付いてましたがThunderboltはサポートしておらず、USBにしか対応してませんでした。

同じ形状でもThunderboltケーブルは雷マークが印字されているので、一目で分かる仕様にはなってます...一応。

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それ以前のモデルではMiniDisplayPortというThunderbolt1〜2と全く同じ形状の端子が付いていましたが、間違えてThunderboltケーブル買った人が続出、逆も然りで非難殺到したでしょうね。

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Appleに限った話ではありませんが、他社メーカーのケーブルを使って接続した場合の動作保証は期待出来ないので、MacであればApple純正品を使うようにしましょう。中華製のクソ安いケーブルなどは論外です。

Thunderboltが採用されてからのMacは確実にユーザーを殺しにかかってましたね。仕様をきちんと理解出来てないユーザーが悪いと言えばそれもそうですけど、これはさすがに分かりづらいです。

この謎仕様のせいでThunderboltが若干浮足だった存在になりつつも、M1Macが出てThunderbolt問題も少しは落ちつきを見せるのかな...?

↑Macのポートに関して詳しく知りたい人向けにサポートリンク貼っておきます。

前置きが長くなりました。

それでは、私が実際に試してきたAIFの中で厳選したもの(5万円以下)を紹介していきます。DTM初心者の人は是非参考にしてください。

Solid State Logic - SSL2シリーズ

Mac OS 10.11 以上 | クラス・コンプライアント対応 (OS標準ドライバーで動作)
Windows 8.1-10/SSLが提供するUSBオーディオ(ASIO/WDM)ドライバーをインストールする必要があります。

SSLシリーズはドライバー不要のため、MacにおいてM1は問題ないですがOSは10.11以上でないと動作しません。Windowsの場合はドライバーが必要です。

USBケーブルはType-CtoType-CType-AtoType-Cの両ケーブルが付属しており、最新のMacなら前者を使えば良いので別途USBケーブルやハブを買い足す必要はありません。

音質に関してはモニターアウトのダイナミックレンジが112dB、ヘッドホンアウトは111dBとそこまで驚くほどの数値ではありませんが、低音と高音のバランスが非常にスッキリしており音像の輪郭がハッキリしてる聴き心地です。ミッドレンジはやや強めに出てる印象を受けました。

このAIFの最大の魅力はインプットに搭載されてるレガシー4Kでしょう。このボタンは押すだけでSSLの代名詞と言えるアナログコンソール「4000シリーズ」のプリアンプ部を再現した音作りを入力回路にエミュレートさせることが出来ます。

実際にエレキギターを繋いで4Kを試しましたが、倍音+エッジの効いたウォーミーなサウンドに仕上がります。GainレベルもMAX62dBまで上げることが出来るので、録音時の音量が小さいと悩むこともありません。

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スタンドアローンで単体マイクプリとして使える点も魅力の一つですね。使い方に関しては、マイクやギターをSSL2に繋ぎ、アウトプットから別途メインで使うAIFのインプットに挿します。

電源はUSBの充電アダプタやモバイルバッテリーで供給しましょう。メインAIFはライン入力が出来るモデル必須、ステレオで出したい場合は2ch必要です。

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SSL2シリーズの高品位なマイクプリにギターやベースを通し、且つもっと低ノイズで録音したい場合はDI(ダイレクトボックス)を使うのが良いでしょう。

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さりげなく便利なのが入力レベルの切り替えが出来る点。

LINE+Hi-Z(インストレベル):ギター、ベース

LINE(ラインレベル):DJミキサー、オーディオプレーヤーなど

何も押さない(マイクレベル):ダイナミックマイク

+48V(マイクレベル+ファンタム電源):コンデンサーマイク

実はエントリーモデル〜中堅モデルのAIFってマイクとラインで切り替え出来ないものが結構多いんです。

仕様上、XLR接続はマイクレベル固定。フォーンはラインレベル固定となります。(※2021年10月18日追記)

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SSLの公式サイトに掲載されてるSSL2の使用例です。マイクやギターの同時録音をするセッティングでは上図が該当します。

ヘッドホンは1/4TRSフォーン、スピーカーの場合は1/4TRSフォーンを2本使用しますが、アンバランスでスピーカーに接続したい場合は1/4TSフォーンを2本使用する必要があります。

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一例ですが、SSLシリーズからIKのMicroMonitorに繋ぐ場合、RCAか3.5mmTRSメスフォーン(AUX)のいずれかに接続します。

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よく「TRS=ステレオ」で覚える人がいますが、厳密に言えば違うのでその覚え方はやめた方が良いです。入力先がTRS受け出来てもモノラルしか対応してない場合は当然ステレオにはなりません。

MicroMonitorの場合、3.5mmTRSに入力された信号はTipがLに、RingがRに分岐されステレオとなりますが接続方式はアンバランスです。RCAはモノラル×モノラルで接続方式は同じくアンバランスです。

↑3.5mmTRSメスフォーンを使う場合。

↑RCAメスピンを使う場合。

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上は私が所持してるGENELECの8020DPMですが、両方にXLR端子が付いてます。これの場合はモノラル×モノラルでステレオとなりますが、接続方式はバランスです。

製品によって採用端子が異なりますので、接続したいスピーカーがある場合は入力端子と仕様をメーカーサイトで事前に確認しておきましょう。

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SSL2+の使用例です。SSL2と異なる点は、出力端子にRCAが4基、ヘッドホンアンプが2基、そしてMIDIのIN/OUTが追加されてます。

シンセサイザーや電子ピアノをMIDIキーボードとして使いたい場合や、DAWで作成したMIDIトラックの演奏情報を音源モジュールに送ったりと、SSL2よりもクリエイティブなことが出来ます。

ヘッドホンアンプも2基搭載されているので、複数名でのモニターが可能です。RCA出力はバンド演奏のクリック出しなどに使えますね。

打ち込みに加えギターやマイク程度しか使わない...という人には若干オーバースペックですからSSL2で問題ないでしょう。

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バンドルされてるソフトウェアもなかなか手厚いですね。ProTools/First及びAbletonLiveLiteは簡易版のDAWですが、デモ作成程度なら問題ありません。

AbletonのLiteは製品版へのアップグレードが可能なので、今後Liveをメインで使う人は持ってて損はないです。

が・・・

学生や教職員の場合はアカデミック版を買う方が実は安い...。というのは聞かなかったことにしてください。

SSL2シリーズはDSPを搭載している高額AIFよりも出来ることは限定されてますが、宅録用途で一番初めに買うにはSSL2でも十分すぎるぐらいのスペックです。

Mark of the Unicorn - Mシリーズ

macOSバージョン10.11以降
Windows 7、8または10 |ドライバー不要

何かと話題性の高いMOTUのMシリーズ。実際に試した経験から、私なりにその良さについて徹底解明したいと思います。

システム要件に関して、MacはM1には対応してますがSSLシリーズ同様OSは10.11以上が動作条件です。Windowsは7〜10であれば問題なくドライバーも不要です。

別途ドライバーをインストールすることでバッファーサイズ、サンプリングレート、ループバックチャンネルの設定が出来るようになります。

2021年3月26日にBigSurとM1向けのドライバー(v2.0.87935)が更新されました(※2021年4月5日追記)

MOTUと言えばESS製DACの高品位な音質に加え、ネットワーク上でのルーティングを可能にしたAVB搭載のAIFが有名です。

イーサネットを使うAVBのようなデジタル伝送はアナログのオーディオケーブルと違い、50mあろうが100mあろうが音質劣化を伴いません。

また、低レイテンシーでの作業が可能なため現場仕事が多いマニピュレーターなどの間では重宝されてます。

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イーサネットはThunderboltと互換性がありますので、上のように変換して接続することが出来ます。豆知識として覚えておいてください。

そんなデジタルオーディオ界の重鎮であるMOTUがエントリーモデルとして放ってきたのがMシリーズです。

現行品の安価モデルにはMicroBookⅡcがありますが、こちらは市場価格でもM4より若干高い程度。音質やサンプリングレートではMシリーズに劣りますが、小サイズながらもDSP、PADスイッチ、デジタル端子を搭載しています。

MシリーズはMOTUの要であるデジタルオーディオの要素を省きながらも、ESS製のDACを搭載した従来のMOTUサウンドは健在という意味でコスパ以上の品質を保っているわけですね。

しかし、実際に巷で騒がれるほどのスペックを備えているのか...。SSL2、ScarlettSolo(gen3)と比較してみました。

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数値に明らかな差が出ているのはライン出力のダイナミックレンジです。Soloが108.5dB、SSL2は112dB。

M2はそれらを凌ぐ120dB。ダイナミックレンジは小さい音と大きい音の比率を指し、数値が高ければ高いほど音情報が明瞭であると言えます。

M2をパキッとした音質で音像も非常にワイドで聞き応えがありました。DACに関しては2〜3万円クラスではトップクラスと言って良いでしょう。

入力のスペックに関しては楽器のグレードにもよりますので、数値だけで優劣の判断は出来ないです。ギターの試奏で試しましたが、SSLシリーズの4Kみたいな+α要素がなく、特段優れている印象は受けませんでした。

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本体側の仕様で重要な点だけ述べると、M4だと入力信号とDAWのプレイバックの音量を調整できるモニターミックスノブが付いています。

アウトプットはM2だと4基、M4だと8基ありますが、RCAとTRSは出力回路がリンクしているので個別に出力設定は出来ません。前者はあくまで2out、後者は4outです。

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バンドルソフトウェアはかなりボリュームがあります。DAWはMOTUのPerformerLiteとAbletonのLiveLiteが付属してます。

PerformerLiteもLive同様、製品版を安く購入できるプランがあります。Liveと違い何故かクロスグレード扱いですが、今後DigitalPerformer(DP)を使うという人にはありがたいですね。

現在のDTM界隈ではCubaseやLogicがメジャーですが、DPも遡れば80年代にリリースされたPerformerというMIDIシーケンサーから続いており、実は歴史ある老舗のDAWなのです。

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M1MacとBigSurへの対応状況を改めて確認するとMOTU製品は大分壊滅的でして、PerformerLiteとDP、更には純正音源がそもそもBigSurと互換性がないと断言されてます。【2020年12月25日時点】

確認したところ、MOTUの本国サイトでも対応アナウンスはなかったので、現状は最新のMacでは使えないと思っておいた方が良さそうです。

Mシリーズは2021年2月8日から値上げしてます。

MOTU M2
JAN:4580101341258
新価格:オープン(税別実勢価格¥23,000)

MOTU M4
JAN:4580101341265
新価格:オープン(税別実勢価格¥29,000)

とは言え、需要がありすぎるせいか市場相場が完全に乱れてます。どこの店とは言いませんが、各ショッピングサイトを見ると価格がバラバラです...。

保証も考慮したら、代理店サイトに記載がある販売店を参考にするのが一番良いですね。

TASCAM - SERIES 102i

macOS Big Sur, macOS Catalina , macOS Mojave , macOS High Sierra (10.13) , macOS Sierra‎ (10.12) ドライバー:CoreAudio、Core MIDI
Windows 10 (October 2020 Update)  , Windows 10 (May 2020 Update) , Windows 8.1 , Windows 7 ドライバー:USB Audio Class2.0、ASIO2.2SERIES 102i、WDM(MME)、MIDI

M1Macは問題ありませんが、OSは10.12以降が条件です。Windowsは7以降。

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上位機種に208iがあり、入出力のスペックは異なりますが、初心者の人は102iで十分だと思います。S/N比は高く、低ノイズなオーディオ録音が可能です。

ダイナミックレンジの詳細は不明ですが、102iは音質はフラットな印象を受けました。クリアな音でモニターしたい人には向いているAIFだと思います。悪く言えば特徴がない...。

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TASCAMの公式サイトから専用ソフトウェアをインストールすればDSPを使うことができます。DSPはCPUに負荷をかけることなく、エフェクト処理やルーティングを変えることができます。

これを駆使し、EQで声の余分な周波数をカットしたり、コンプでピークを超えないよう調整したり、ボーカルモニターにリバーブを送るなど、ワンランク上の録音が可能になります。

ループバックは非搭載です。配信用途で使いたい人には少々不向きかもしれません。

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ヘッドホンアンプは2基搭載しているので、通常のステレオ出力であれば2人までモニター可能。更にデジタル入力を備えているため、ADAT出力搭載のマイクプリアンプを使えば、最大10入力まで増設することが可能です。

アナログ入力が2基しかないのに「最大10入力」とか謳っているAIFを見て「???」ってなる人多いと思いますが、これはデジタル入力と合わせた数を表してます。

ADATは最大24bit/48kHzまでのサポートですが、S/MUXに対応していればチャンネル数を重ねて伝送することが可能です。この場合、4chで96kHz、2chで192kHzまでサンプリングレートを上げることが出来ます。

生ドラムや小規模なオーケストラの録音にデジタル入力があると便利ですね。

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バンドルソフトウェアも豪華です。IZOTOPEよりミックスを容易に自動調整してくれるNeutronElements、IKよりマスタリングの定番であるT-Racksなど、DTMには欠かせないプラグインが無償で付いてきます。

以上の内容で5万円以下ですから、TASCAM侮れません...。

audient - iD14mkⅡ

OS:Mac OS10.11.6 (El Capitan) 以降 CPU:Intel CPU又はApple Silicon CPU メモリ:1GB RAM 以上
OS:Windows 7 以降 (32 or 64 bit)
CPU:Intel Core 2 @ 1.6 GHzまたは同等のAMD CPU
メモリ:1 GB RAM 以上

今年リリースされたaudientのiDmkⅡシリーズは、M1Mac向けに一早く市場に出てきたAIFです。旧モデルのiDシリーズから一新、シックなデザインと完全USBバスパワー仕様になって帰ってきました。

付属のUSBケーブルはType-CtoType-Cのみですから、PC側がType-Aの場合は別途USB3.0のType-CtoType-Aを購入する必要があります。

iD4mkⅡ & iD14mkⅡ 両機種とも、正常動作にはUSB3.0スペックの5VDC/900mAが必要です。この電源が供給されると、ファンタム電源もフル+48Vがマイクロフォンに供給され、フルレンジのパフォーマンスが可能になります。ヘッドフォン用DACも最大レベルで動作します。また、USB-C接続から5VDC/1.5Aが供給されると、ハイボルテージ・モードに入ります。両機ともこのモードに入るとアナログ回路電圧が昇圧され、ヘッドフォン出力レベルなどが上が上がります

上記は代理店のページから引用したものです。USBからの電力供給が1.5Wであればハイボルテージモードに入り、フルレンジよりも出力パフォーマンスが上がります。

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MacPCがUSB3の場合、モデルによってGen1とGen2があり転送速度と電力供給量に差が生じます。

私が確認したところ、MacBook Pro (13-inch, 2016, Thunderbolt 3ポートx 2)以降、MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)以降がUSB 3.1 Gen 2の仕様ですので、これ以前のモデルでiDmkⅡシリーズを使用する場合は、ハイボルテージモードは機能しないことが分かります。

MacユーザーでiDmkⅡを検討してる人はAppleのサポートページで確認しておきましょう。

ハイボルテージモード不要の人は特に気にしなくて大丈夫です。そもそもPCがUSB2以下しか搭載していない場合は、電力供給が安定しないので他のAIFを検討した方が良いです。

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ダイナミックレンジが高額AIFのApolloTwinXやBabyfaceProFSと同等スペックであり、Hi-Z端子はディスクリートAクラス回路のチューブアンプをモデリングした入力部となってます。

ギターの試奏時に感じたのは、まず豊かな倍音とウォーミーな質感です。SSLシリーズのエッジサウンドとは対照的ですがレンジは非常に広く、バイパスだけで言えば高額のApolloに引けを取らないクオリティーです。

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ヘッドホンアンプは3.5mmと6.3mmのデュアル仕様でハイインピーダンスヘッドホン(〜600Ω)にも対応してます。意外とこの組み合わせのモデルって少ないんですよね。私がパッと思い浮かぶのはRMEのBabyFaceProFSぐらいですね。

更にメインアウトと回路が独立しており、デフォルトは5/6outになってます。ですので、別出力を割り当てることも可能。

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デジタル入力はADATだけでなくSPDIFにも対応してます。前者であれば8ch入力、後者であれば2ch入力まで増設できます。SPDIFの場合、出力側がコアキシャルであればトスリンク変換して接続する必要があります。

両フォーマット共にS/MUXは96kHzまでしか対応しておらず、ADATでも4chで24bit/96kHzがサンプリングレートの最大値です。

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本体のエンコーダーはDSP上で設定すれば、iDボタンを押してる間カーソル移動やプラグインをコントロールできるファンクションとして機能します。

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オルタネート(代替出力)は、違うスピーカーでメインミックスをモニターしたいという時に便利です。

ルーティングマトリクスではメインミックス、オルタネート、キューをどの出力に割り当てるかを選択できます。

このiDミキサー、UniversalAudioのUADコンソールにシステムが似てます。

なんとなく本体もApolloSoloに似てるような...っていうのは聞かなかったことにしてください。

iD14mkⅡはループバック機能も付いてるので、配信用途でも活躍してくれます。

付属ソフトウェアに関しては、個人的に推したいものはなかったです。ごめんなさいwwww

ハイボルテージモードの条件を除けば、今まで紹介してきたAIFの中では一番スペックが高いと思います。

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後半にかけて大分内容薄くなってる気がしますが、独断と偏見によるおすすめのAIFをご紹介させて頂きました。

DTMはAIFだけでは完結するものではありませんので、「今自分に必要なもの」を考え、その上で用途に合った機材やソフトを買い揃えていくのが良いでしょう(・∀・)

Audiostockもやってます! よろしこ!

以上!

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。よろしければサポートもお願いします。