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重低音の曲を聞く前に読む記事🔈
アノニマスDTM編集部でございます。
ヒップホップの重低音楽曲
立体音響の重低音楽曲
YouTubeで重低音と検索すると、上のような楽曲がヒットします。これらは重低音強化を伴う楽曲で、ズッシリした低音を楽しめます。
そもそも重低音とは…
早速、ChatGPTに聞いてみました。
「重低音」とは、音楽や音声の中で、低い周波数帯域の音を強調した音のことを指します。具体的には、通常20Hz〜200Hzの範囲にあたる音域で、非常に深く、力強い音が特徴です。重低音は、スピーカーやヘッドフォン、サウンドシステムなどでしっかりと再生されると、体に響くような感覚を与え、音楽や映像に深みや迫力を加えることができます。
Google先生にも聞いてみましょう。
重低音(じゅうていおん)とは、通常耳にする20~30ヘルツの低音よりも低い帯域の音、または振動を指します。
【重低音の特徴】
●音というより振動として感じられる
●コンサートなどで腹部に響くような感覚を覚える場合、重低音のリズムの振動である場合が多い
●低音が重視されるクラシック・ジャズ・ロック・EDMなどを聴くことが多い人にぴったり
20Hz〜200Hzの帯域を重低音と回答するChatGPTに対し、Google先生は20Hz〜30Hzよりも低い帯域を重低音と回答しています。
上記を踏まえ、筆者の経験則から言わせてもらうと、低音は音自体に輪郭があるのに対し、重低音は輪郭がほぼ見えないものだと感じています。低音は低ければ低いほど定位がなくなっていき、耳で聴き取るのは困難です。Google先生の回答にもありますが、音というよりは振動に近いです。
一般のリスニング環境では重低音は聴けない?
DTMではお馴染みの機材ですが、サブウーファーは通常のモニタースピーカーでは出しきれない低音帯域を補う役割を持っています。
ヤマハのモニタースピーカーとサブウーファー両者の再生周波数帯域を見てみましょう。
再生周波数帯域(-10dB): 54Hz - 30kHz
再生周波数帯域(-10dB): 22Hz - 160Hz
モニター環境において、再生可能な低音帯域は広いほど迫力があり、それこそ立体音響においては聴くよりも感じるに近い音になります。一般のリスニング環境では重低音と言われる音は、まともに感じられないことの方が多いです。
人間の可聴範囲は周波数で20~20,000Hz(約10オクターブ)にわたり、音圧レベルでほぼ0~120dB(106倍)の範囲となり、周波数的にも音の強さにおいても広い範囲の音を聞き取ることができる。
人の可聴範囲は20Hz〜20kHzとなっており、低音では20Hz未満は聴き取ることが出来ません。故に感じることになるのです。
重低音に特化したイヤホン・ヘッドホン
もしあなたが重低音の楽曲が好きで、より重低音を感じたいと思うのであれば、それに特化したイヤホンやヘッドホンを買う必要があります。
圧倒的な市場流通数を誇るAirPodsは、Appleの公式サイトでも再生周波数帯域は公表されていません。超低域も再生可能なイヤホン、ヘッドホンを買う場合はスペック表を確認するのがベストです。そして、必ず実績と知名度のあるオーディオメーカーの製品を買いましょう。意味わからん中華メーカーやミーハーのベンチャーが売りに出してる製品は当てになりません。(経験者語る)
型式:密閉ダイナミック型
ドライバー:φ40mm
出力音圧レベル:108dB/mW
再生周波数帯域:5~35,000Hz
インピーダンス:32Ω
質量:167g
オーディオテクニカのATH-WS330BTは、軽量ボディとは裏腹に5Hzまで周波数をサポートしている重低音ワイヤレスヘッドホンです。最大70時間の再生が可能で、コスパも申し分ありません。
ノイキャンの元祖であるBOSEは低音に定評があり、筆者も制作やリスニングで愛用していますが、公式サイトではスペックが記載されていないためどこまで周波数をサポートしているか分かりません。とは言え、重低音強化の楽曲を試聴してても低音の再現性は市販品より全然高いです。BOSEのヘッドホン全てに共通して言えるのですが、低音の出方に癖がなく、それでいて上品なので、筆者はずっと使い続けています。
という個人的な好みから、QuietComfortもおすすめしておきます。
重低音の曲にも種類がある
こちらは筆者のYouTubeチャンネルに上げている重低音ビートの楽曲ですが、イヤホン・ヘッドホン向けに音質調整を施しています。
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再生しながら確認していただくと分かりやすいと思いますが、キックとサブベースが同時に鳴った時のピークは60Hz周辺です。分解すると、キックは4トラック、サブベース4トラックの計8トラックがこのズンズンサウンドに含まれています。
重低音イヤホン・ヘッドホンで聴くと、ズンズンよりかはブオンブオンみたいに聴こえると思います。
重低音の曲にも色々あります。冒頭で紹介した揺れる轟低音が特徴のヒップホップ・トラップ、その場で体感しているようなシネマ立体音響の重低音等々。ジャンルによって多種多様な音質調整が施されます。
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まあ、色々書きましたが超低域は何Hzだとか、そんな理屈はどうでも良くて、聴く人が心地よいと感じられれば何でも良いと思います。
それでは皆さん、良い低音ライフを。
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