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【DTM】データはこまめに管理・保存しよう
アノニマスDTM編集部でございます。
DTMの作曲に欠かせないデータの管理方法について書きたいと思います。
Macユーザー向けの解説となりますが、Windowsも基本的に行うことは変わりません。
データを管理する時は以下の事を基本事項として覚えることをおすすめします。
ファイル名とフォルダ名は分かりやすく短く
パートや用途をごっちゃにしない
バックアップは忘れずに
この3項目を意識して行うだけで、データの管理は容易になります。それぞれ例を出しながら解説していきます。
ファイル名とフォルダ名は分かりやすく短く
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例は、ギターのフォルダ内(gt)にアコギの左鳴り(agt_l_01)とエレキギターの右鳴り(egt_r_01)のファイルが入ってるという意味です。
「アコギ左01」「エレキ右01」とかでも良いですが、全角文字は2byteなので、名前としては本来適切ではありません。文字は半角で文字数は少なければ少ないほど良いです。
Pro Toolsの場合は、1トラックごとの表示可能な文字数が極端に短いです。例えばトラック名が「エレキギター_歪み_右」だと、「エレ...ー...」のように表示されてしまいます。
文字と文字の間に記号を入れる場合、一度決めたら今後も統一するのが良いでしょう。筆者のおすすめは「_」です。WEB界隈ではよく使われます。
フォルダの表示方法は、階層の見やすさからカラムをおすすめします。
パートや用途をごっちゃにしない
原則、同じパートは全て一つのフォルダに格納した方が管理しやすいです。下記、フォルダ階層の作成例です。
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第一階層:Logic
↓
第二階層:Project
↓
第三階層:test
↓
子フォルダ:ba
ファイル:ba
子フォルダ:drs
ファイル:hh k snr tom
子フォルダ:gt
ファイル:agt_l_01 egt_r_01
シンプルですが、DAWのフォルダを第一階層とした管理方法です。通常は作業後にトラックを個別に書き出しますが、それと同時にフォルダも作成します。
バックアップは忘れずに
その際、バックアップも必ず取るようにしましょう。外付けドライブよりは、クラウドでバックアップを取るのが安全です。iCloud Drive、Google Driveなどなど。壊さない自信があるなら外付けドライブでも良いでしょう。
筆者の場合は、マスターデータを外付けドライブで、バックアップはiCloud Driveで管理しています。
以上の管理方法で重要なのはマスター、バックアップの2つがきちんと同期付けされていることです。
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例えばiCloud Driveでバックアップを取る際、DAWのバックアップフォルダを第一階層とし、あとはマスターフォルダ・ファイルのコピーを第二階層以降に配置します。並び順も同じにするのが好ましいです。このミラー方式を取ることでマスターとバックアップの同期を取ります。
一つのDAWで作曲、ミックス、マスタリングが完結するのであればこまめに管理する必要もないと思いますが、よくありがちなのが、制作途中のプロジェクトが複数あり、それらが放置状態になることです。
そうなると、「このプロジェクトどういう曲だっけ?」、「何に使う曲だっけ?」と用途を忘れてしまい、どうでも良くなって削除しがちです。データの管理をしておくことで、久々に開いたプロジェクトでも途中経過をすぐ思い出せます。
また、気に入った音作りのデータはテンプレートを組むことで、次回以降も流用できます。その場合は、一つ一つのプロジェクトの階層に入り込んで探すのが手間なので、新たにデータベースを作っておくと良いかもしれません。
データはDTMのライフライン
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DAWに取り込んだファイルが破損する理由としては、該当ファイルをどこかのタイミングで違うフォルダに移動してしまうことがよく挙げられます。管理問題で制作に支障をきたすと復旧までに時間を要します。
新規でプロジェクトを作成するときは、管理する場所を決めてから行うようにするのがベストです。制作中も管理フォルダはちまちま更新していくようにしましょう。
それではみなさん、良いDTMライフを。
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