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【DTM初心者必見!】トラック領域と拍がズレちゃう時の対処法

アノニマスDTM編集部でございます。

DTMで打ち込みをしている最中、ビートやメロディーのトラックが設定した拍と合わないって時ありませんか?

音楽理論が分かる人には「はっ?」って感じかもしれませんが、何の知識もないままDTMを始めた人は「拍」やら「拍子」やら「小節」と言った用語にピンと来ない人もいるでしょう。筆者みたいに感覚で作業する系の人もそうだと思います。

Logic Pro X

例えば、画像内の赤マルと黄マルですが、おかしいことに気づきませんか? 赤マルは前のトラック領域が次の小節に食い込んでおり、黄マルのトラック領域は28小節の1拍目からズレちゃってますが、再生する分には聴感上、ズレもないし、全く問題ないのです。

この状態で各トラック領域を削って無理やり拍に合わせると、聴感上でも分かるズレが生じてしまいます。

仮に画像のようなリージョンのままでも、拍と小節をシカトして作業を進めることは可能ですが、効率が悪いのでおすすめしません。

本記事では、画像内のトラック領域を正しい位置に直す手順をご紹介します。もし、上記のように作業をされてるDTMerさんがいたら、是非参考にしてみてください。譜面とか専門的な記号は出さないのでご安心くださいw

Logic Pro X

リズムを取る時、「1、2、3、4・・・」と数えますが、これら単体の数字が拍。画像で言う20小節とは、20回目に来る拍の集合体(拍子)です。画像の場合、12拍子です。

12/8であれば、12拍子を8分で刻むことになります。分母は数字が高ければ高いほど、刻む速さも上がります。仮に4分の速さで刻む場合はその分遅くなるので、ターンとなります。

前提として憶えておいてください。

今回使用するデモトラック(ラフミックス)です。拍子を記載しているので、再生しながら以下の解説を読んでいただいても良いですし、都度確認しながら再生しても良いです。聴き方、見方はお任せします。

Logic Pro X

トラック領域のズレですが、この場合はズレてる分だけ拍を数えて、一つ前の小節にそれを足してあげればいいのです。画像内の場合は2拍ズレてます。元々12拍の設定なので、12+2で14拍になります。この14拍は8分刻みで数えますので、14/8となります。

Logic Pro X

これで、ズレ解消。

Logic Pro X

入口は直りましたが、その代わり黄マルのMIDIトラック領域が各小節に綺麗に収まってないのと、赤マルのオーディオトラック領域は尻尾からズレてしまいました。ていうか、全体的にズレてるのが見て分かりますよね。

赤マルのオーディオトラックはビート(リズム)なので、こいつをベースに拍を整えてあげる必要があります。優先順位はリズム>メロディーオーディオ>MIDIで考えます。

Logic Pro X

考え方は入口を直した時と同じです。元々12/8で合わせていたので、14/8から12/8に戻してあげればいいのです。すると、黄マルのように尻尾もきちんと合いました。

Logic Pro X

MIDIトラックも修正しました。綺麗に各小節収まりました。

終わり。

ざっくり解説しましたが、こんな感じです。リージョンを見やすくすることで作業効率化に繋がるのであれば、それは実行するべきですが、拍子を考慮しない作業に慣れてしまったのなら、それでも問題ありません。冒頭では効率悪いとか書きましたが(いや絶対効率悪いはずなんですけどね…)やり易いと思う方法が一番です。

それでは、皆さん良いDTMライフを!


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アノニマスDTM編集部
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