DTMerが抑えておくべき有能サイト
アノニマスDTM編集部でございます。
作曲やカバーをするときは、出来るだけたくさんの情報やネタを仕込んでおきたいものです。
本記事では、そんなDTMerのためのお役立ちサイトをご紹介します。
Kunst der Fuge
クラシック音楽のMIDIファイルを多数取り揃えているドイツのサイトです。原曲に忠実なファイルが多いため、音楽の知識がない人でもアレンジは容易でしょう。
ただ、クラシックのMIDIはパートが多いため、一斉にMIDIをDAWに取り込むと、キャパオーバーになり、クラッシュする可能性があります。PCのスペックが低い場合はヨイショヨイショで取り込んでいきましょう。
Kunst der FugeのMIDIを使って作成したヴェルディのレクイエムです。オーケストラパートのMIDIはほぼ編集せず、音源を割り当てています。
VGMusic
ゲーム音楽のMIDIを2万ファイル以上もダウンロード出来る太っ腹すぎるサイトです。
ただし、同じ楽曲でもアレンジが異なるので、自分にとってのベストを見つけるのが難しい場合もあります。
最初からMIDIファイルに頼るのも良いですが、ゲーム音楽、特に戦闘BGMはリフレイン(繰り返しのフレーズ)が多いため、耳コピで音感を鍛えるにはもってこいです。
最初は耳コピでやってみて、無理そうだったらMIDIファイルに頼るのも良いでしょう。
Looperman
筆者が昔から愛用しているフリー素材のサイトです。カテゴリーやジャンルだけでなく、キーやテンポでの絞り込み検索もできます。また、ループ素材だけでなく、ワンショットも充実しています。
海外のフリー素材サイトでは歴史が長く、直近のサイトに比べてもライブラリ数は桁違いに多いです。
SampleSwap
こちらのフリー素材サイトもおすすめです。Loopermanよりは見やすい画面構成になっています。
買い切りで、大量のサウンドライブラリを一括ダウンロードすることも出来ます。
ジャンル項目や検索方法のレパートリーはLoopermanに及びませんが、そこまでこだわりがない人はSampleSwapでも十分でしょう。
上記2サイトは、普段からサンプラーやサンプル素材を使う人には嬉しいですね。
Soundcloud
前回の記事で紹介したSoundcloudも載せておきます。Soundcloudは音楽ストリーミングサイト中、トップの楽曲登録数を誇ります。
アマチュアからプロまで幅広いジャンルのクリエイターが楽曲をアップロードしており、ネタ探しにはもってこいです。そのため、プロクオリティーの楽曲もあれば素人感満載の楽曲もあります。
ラウドネス規制がないため、リスナーにとっては音量調節をしないといけない煩わしさがあるかもしれませんが、同じクリエイターにとってはほぼマスタリング完了後のミックスバランスで試聴することが出来ます。
詳しくは前回の記事をお読みください。
有料記事ではSoundcloudにアップロードした時の音圧の低さに悩んでいるDTMer向けに執筆しています。途中までは無料でお読みいただけます。
CiNii(NII学術情報ナビゲータ)
読み方は「サイニィー」です。「シャイニー」ではないです。ドメインがac.jpとなっているように、主に教育機関で使われる文献サーチツールです。
無料で読めるのと、読めない文献があります。音楽やDTMをテーマにした文献もあり、その多くが専門的に書き記されているため、とても勉強になります。
DTMer向けなら、音楽歴史の解説や統計調査などの文献がおすすめです。筆者は新聞的な読み物として扱っています。
楽器業界の市場動向(帝国データバンク)
楽器やソフトを買う以上は、楽器業界の動向も知っておいた方が良いでしょう。何の製品・メーカーが、何故注目を集めているのか。そう言った市場の流れを分析することは、今後のDTMライフにも役立つはずです。(DTMを仕事にしたいと考えてる人は特に)
帝国データバンクの情報は大体ポータルサイトにすぐ拡散されるので、帝国データバンクをブックマークする必要はありませんが、「発信元の情報が確実」とだけ言っておきます。
他にもお役立ちサイトはたくさんありますが、今回はここで終わります。
セールや新製品情報などを見るのも良いですが、音楽関連の文献や作曲のネタ探し、市場の動向にも是非注目してみてください。
以上!
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