針金で作る仮面!?【針金人形作家 MASASHI】
アノニマスDTM編集部でございます。
針金人形作りでお馴染みの『MASASHI』が今度は仮面を作ったという話を聞き、早速作品を観に行くことにしました。
京王新線で幡ヶ谷駅に降車し、徒歩5分圏内で展示場に到着。
『幡ヶ谷仮面展』。1階はイートインスペース、2階が展示スペースとなっているユニークな展示場です。入館後はワンドリンク、もしくはフードを何か注文する必要があります。
2階に上がると、壁伝いに仮面が並んでいました。各作品同士の距離感が近く、見応えがあります。
展示スペースは決して広くはありませんが、誰でも気兼ねなく立ち寄れる、そんなアットホームな空間です。
撮影可、仮面の試着も一部可でした。
早速、MASASHIの仮面を拝見していきます。
MASASHIの仮面、1作品目はこちらの『ガガバ』。緻密な針金の編み込みはさすがとしか言いようがない完成度です。
南米インディアンの伝統的な羽付き仮面をモチーフにしたような、エスニックなデザインです。暖色と寒色が交差したカラーリングも違和感なく仮面に馴染んでいます。
これを観て、筆者は真っ先にドラえもんの映画『太陽王伝説』に出てきたティオの仮面を思い浮かべました。
・・・全然似てないですねwww
2作品目はこちらの『ハコン』。仮面、というよりマスクと表現する方がしっくり来ます。
1作品目のガガバよりも抽象的なデザインです。モノクロなカラーリングもあり、無骨な雰囲気が漂っています。
それぞれテイストが異なっていて、面白いです。話を聞くと、編み込みをしている分、作業時間は相当掛かるようでしたが、細部の表現もきちんと視認出来るので完成度はズバ抜けて高いと筆者は感じました。
壁に収まりきらないためか、デスクにも仮面が置いてあります。デザインは多種多様なので、観てても飽きがこないです。
思わず作品名や作家名を覗き込んでしまうぐらい、見入ってしまう作品たちばかりです。
個人的に惹かれたのは、まいけるからわたさんの作品です。2.5インチバレルのリボルバーが両サイドに重なっており、真ん中には死神(?)が装飾された攻撃的なデザインがカッコよく、思わずパシャリ。こちらは試着不可と記載がありました。
この作品を観て、筆者は学生の頃にマルイでコルトパイソンのガスガンを買ったことを思い出しました。懐かしい記憶をありがとう。
デスクにある仮面で一際異彩を放っていたのが、こちらの2作品。思わず2度見しましたけど、きちんと仮面でした。食を仮面に昇華するアイデアは、なかなか斬新ですね。仮面展に来て飯テロに遭うとは思いませんでした。試着可なのも地味におもろいです。
こちらは仮面をモチーフにした絵画作品。単純に可愛いので写真を撮らせてもらいました。セーラー服の黒ギャルという、90年代のルーズソックスギャルを彷彿させます。
当時はガングロギャルやヤマンバギャルと言った、プログレッシヴなJKがたくさんいましたが、懐かしいですね。彼女らの一部はメディアで『汚ギャル』というアホみたいな名前を付けられて、キャスター陣がその実態に迫る特集番組もよくやっていました。
余談失礼しました。ていうか試着不可って書いてありますが、実は仮面...?www んなわけ(・∀・)
MASASHI、他の仮面作家の方々、たくさんのインスピレーションをありがとうございました。良い曲が作れそうです。
2024年10月5日に開催されるTOKYO MASK FESTIVALでは、幡ヶ谷仮面展の特設ブースが設置され、そこでMASASHIの仮面作品も展示される予定です。興味がある人は是非チェックしてみてください。
帰宅後はマスクを観て、若き日のキャメロン・ディアスにうっとりしました。