【ちっちゃいポワポワ キンカチョウ・わが家にやってきて218日目】20230214 「爪の先をツンツン」
わが家の小鳥、キンカチョウ。
寝る時間と飼い主の食事の時間以外は、リビングを好きに飛びまわる。
この冬、豆苗と犬猫用の草(背の低いイネ科の新芽、エン麦、大麦などらしい)そして、大きめのプラスチックの容器や段ボールを利用して、ダンナがミニミニ水公園を作った。公園の名前はまだない。
どうやらここは、小鳥たちのお気に入り。
「きゃーっ!本に水が散ってきた~」
日に何度かここで水浴びをして、盛大に水をまき散らす。
やっぱりキンカチョウって、水浴び好きなんだね~と身をもって知った。
ある日、リビングでPCをカタカタやっていたら、キンカチョウの女の子、コッコが飛んできた。
カタカタやっている手がまるで遊園地のアトラクション。しばらくしたら手の甲から指先にサイドステップで移動して、爪の端をツンツンし始めた。
「え? もしかして、爪のささくれが気になる感じ?」
その後、何度もやって来ては同じ動作を繰り返すので、だんだん気になってきた。
「なんだろうな~」
するとダンナがいい顏して、こんなことを言い始めた。
「キンカチョウが爪の先をツンツンするでしょ?」
うんうん。
「あれって『羽のない人間への羽繕い』なんだって。動画で言ってた」
うそーん。
人間が鳥の仲間に見えているの?
羽繕いと同じ愛情表現なの?
嬉しい~
生まれたての雛から育てていない、わが家の小鳥は、体を触られるのが大嫌い。お返しの羽繕いが出来ず、残念。
仕方がないので、小鳥の気が向いてやってくるのをただただ待つのみ。
それを知ってからというもの、テーブルに飛んできた小鳥に、さりげなく両手を差し出す大人二人。
「え? え? 何事?」
気持ち悪がって、遠巻きにする小鳥達。
うそーん。そんな~。ご遠慮なく~!
思いっきり嫌われた。
ところで、爪をツンツンしながら小鳥はどんなことを思っているのか・・・。
「もう、大きい鳥さんは飛べない上に、水浴びも羽繕いの仕方も知らないの? こうよ、こう!」
とっても世話の焼ける、大きな飛べない鳥に見えているに違いない。
うん、違いない。