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2分で読める子育てエッセイ№942『第三のサイン』
小4の息子・イチには『音読』という教科書やプリントなどなど、声に出して誰かに聞いてもらうという宿題がある。これには姿勢が良いか、気持ちを込めてキチンと読めているか、句読点を意識しているかなどを「×〇◎」の三段階で評価する欄があるので読み手も聴き手も、ちょっぴり真剣に。
ある晩、息子の宿題が気になり、その音読のチェック表を確認したら見慣れない字でサインがしてあった。それはダンナのサインとも違う『第三のサイン』。不思議に思って息子に訊くと、なんてことなさそうにこう言った。
「お姉ちゃんにサインしてもらった」
するとそのやり取りに気づいたお姉ちゃんが、メッチャ厳しい顔してこう言った。
「イチはね、ちょ~っと滑舌が悪いって言うの? ハッキリ発音が聞こえない所があるんだよね~」
おうっ、辛口のアドバイス。厳しい~!
その注意に腹を立てるのかと思いきや、息子はふんふんと素直に聞いていた。
うそーん! ワタクシがちょっと言うと、すぐにぷうっと膨れるのに? モヤっとする~!
絶対的な信頼のあるお姉ちゃんからのアドバイスと、いつも超甘々の二重丸をつけているワタクシ。どちらが息子にとっていいかと考えるまでもない。
先生には「本人のサインはダメだよ」と言われているだけなので、中学生のお姉ちゃんはセーフ。
第三のサインは、未来永劫、積極的に採用されることに決まった。
ニヤリ。
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