2分で読める子育てエッセイ№501『本来の使い方より、こっちが面白いと思う』
昨日、ある飾り物が届いた。
普通に使えば、右に左にテンポよくカチカチ動くこの飾り物。
どうした事が、到着早々ウッカリ絡ませてしまったらしい。
「私、こういうの得意だから」
と小5の娘が爪楊枝を器用に操りながら、ああでもない、こうでもない・・・と解こうとしている。
するとだんながやって来て
「ああっ!もう絡んじゃったの?それ、どんどん絡んでいくから絶対に解けないよ!」
と、煽るだけあおって、どっかに行った。
絶対に?
そのキーワードは娘とワタクシの心に火をつけた。
実はワタクシ、こんなにチマチマしたものが大の苦手。
でもこのままだと癪に障る。
しばらくして、娘が飽きたので交代。
良く見える眼鏡をかけて、爪楊枝を両手に持ってちょいちょい!
30分くらいねばって奇跡的に解いた。
やれば出来るじゃーん。
ところが、素朴な疑問が湧いてきた。
一体どうやったら、こんなに絡むわけ?
なんてことはない、だんなが言う所の上限いっぱいの9時の所をはるかに通りこし11時すぎから手を離しただけ。
そんなバカな・・・
同じようにやってみたら、あっと言う間に糸が絡んだ。
うそーん。今、たった今解いたばかりなんですけど~!
自分でやったので、文句を言って行くところはない。
さらにその後今度は小2の息子が仲間入り。たった二日で3回も絡ませてしまった。
夕飯時、だんなが解き終わった 飾り物を見てこう言った。
「どこの店だったかな・・・ぐっちゃぐちゃに絡まった同じ商品が、ジャンク品として100円で売っていたよ。なんで絡むかなぁ」
しばらく遊べるかな?そのぐちゃぐちゃ。
難易度高いかな?そのぐちゃぐちゃ。
今だったら買ってきてもゴチャゴチャ文句言わないけど?
絡ませては解き、絡ませては解き。
もはやこの飾り物は飾り物ではなく、めっちゃ楽しい「パズル」として愛着がわいた。
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迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません?
ありがとうございま~~~す
ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ