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Killing Joke 『Night Time』

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🎧 Killing Joke 『Night Time』

1980年前後のイギリスでは素晴らしいゴス系バンドが世に出た。BauhausとこのKilling Jokeだ。Killing Jokeはゴス系というよりインダストリーの走りかもしれない。当時はポストパンクとも呼ばれていたかもしれない。その独特な暗い音、ベースとドラムがメインの重い音、なのに踊れるリズム、Bauhausとの違いはリズム、踊れるゴスと踊れないゴスだ。

出会い

もちろん神番組「サウンドストリート」。Killing Jokeの代表曲「Love Like Blood」、そして「Kings And Queens」「Eighties」、どれも今でも好きな曲だ。バンドのビジュアルはそこそこなのだが、フロントマンのJazことJeremy Coleman(Vo/Keyboard)の顔面パンチ力が全て台無しにしている。逆にコアなファンを引き付けているのも彼である。ジャケットで頭を抱えている人なんだが、永久脱毛するか悩んでいるようにしか見えない毛深さと危ない目つき、今日初めてパトロールに出た新人警官も呼び止めるほど分かりやすく危ない人のオーラで出ている。

この手のバンドはさあ…

この記事を書くためにwikiを見たら、まだ現役じゃん嘘でしょ。この手のバンドはBauhausみたいに早々に解散せんと。いつまでやっとんねんと思いながらYouTubeを検索したところ、さらにヤバいおっさんになっとるやないか。このままOzzy Osbourneまっしぐらだ。まあここまで来たらねえ。

マイペース

2012年にはこんな事件を起こしている。

行方不明のキリング・ジョークのジャズ・コールマン、西サハラに滞在していたことが明らかに-rockinon.com| https://rockinon.com/news/detail/71724

連絡が取れず困り果てたバンドのコメントがジワる。

「俺たちのフェイスブックに俺たちのヴォーカルだとされる人物からの書き込みがあり、それはザ・カルトとザ・ミッションを中傷し、ツアーからも引き上げるという内容のものになっていた。しかし、ジャズは現在音信不通になっていて、その後、バンドの誰とも連絡が取れない状態になっている。俺たちとしてはどうしたものかという状況で、今回の件で迷惑が及んだ当事者全員にお詫び申し上げます。俺たちとしては行方不明になっているジャズの安否が気がかりです」

頼むから死んでてくれって思ってるでしょ本当は。
まあ破天荒ってこういう人のこと言うんやね。
当のJazは悪口を書いたのは俺じゃないと言っている。

「どうもその書き込みは実情に即した対立を生んだようだし、この状況下ではツアーを続けるのは不可能なように感じるよ」

いや絶対お前やろ、書いたの。
っていうか、その顔面でフェイスブックって。

いろいろ書きましたが、とにかくバンドもアルバムも生きザマもカッコ良し。生温いアーティストが多い中パンチの効いたオッサンが現役なのは勇気をもらえます。機会があったらもう一つの代表曲「War Dance」を収録したファーストアルバムもオススメです。

一応ビデオも載せときます。
ライブは2005年ですが明らかにパワーアップしてる。もはやアヴェンジャーズと戦えるレベル。15年後の今どうなっているのか。きっと、益々ご清祥の事お喜び申し上げることになっているだろう。


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