The Alarm 『Declaration』
🎧 The Alarm 『Declaration』
このセカンドアルバムが出た1983年、クラッシュの後継者として話題となった。クラッシュほど強い政治色のあるパンクではないものの、掻き鳴らすフォークギターとストレートな熱い叫びはクラッシュの情熱を思わせる。
出会い
AMラジオ番組「全英トップ 20」でクラッシュファンの大貫憲章さんが紹介していた。レコードのライナーノーツにもお書きになっているが、パンク以降の80年代はオシャレ系バンドが多くこういう熱いバンドがなかった為、久しぶりに不屈のロッカーが現れたといった感じだった。リリース直後にはU2(『WAR』をリリースしてU2が一番熱かった頃)のツアーに同行したり、ポストパンクというよりパンクロックの継承者として期待を集めていたと思う。
レコードレーベル
当時彼らが所属していたのがIRSレコード。
IRSとはInternational Record Syndicateの略。めっちゃかっこいい!!
The Policeのドラマー Stewart Copelandの兄、Miles Copelandが1979年に設立したレーベルだ。当時所属していたアーティストは、REM、Fine Young Cannibals、The Go-Go’sなど赤丸急上昇中バリバリのバンドから、The Stranglers、The Damned、Buzzcocksなどパンクバンドまで。IRS所属と聞いただけでレコードを買いたくなるほどイケイケのレーベルだった。
宣誓
アルバムのタイトル『Declaration』(宣誓)の通り、42秒の宣誓からこのアルバムは始まり「Marching On」に流れ込んでいく。全12曲がフォークパンクロックで突っ走るこのアルバムは、リリースから37年経った今でも熱い思いが伝わってくる。混沌とした今の時代だとストレートな若者の叫びは今だから余計にそう感じるのかもしれない。後年はエレキギター中心となったが「Strength」「The Road」など相変わらずストレートな熱い唄を歌い続け、残念ながら90年前半に解散した。リリース当時のライブ映像を上げておきます。
※YouTubeのMarching Onはヴァージョンが違うので、レコードの音源はSpotifyでお聴きください。
「Declaration」
Take this song of freedom
Put it on and arm yourself for the fight
Our hearts must have the courage
To keep on marching on and on
「Marching On」
There’s a young boy standing
Staring at the world
You know he can’t control his anger
You can see it in his eyes
He’s gonna smash the window
He’s gonna tear down the walls
Hey mister you don’t understand it
Take a look at it through my eyes
These are the kids they’re powerless
So you tell them so
These are the kids they’re powerful
Don’t say you haven’t been told
And we’ll go marching on
Hear our sound hear our voice
We’re growing stronger
And we’ll go marching on
We’re not alone in keeping on
marching on
マイエナジーソング
凹んだ時は「Marching On」「Strength」「The Road」を聴いてます。
「The Road」の一説
As the road opens up in front of my eyes
The only limitation is in my mind
目の前に道は広がっている
唯一のリミッターは自分の心の中