【阪神タイガース】この戦力外選手を取るべき!
10月11日(月)に開かれたドラフト会議から早や1週間。それと共に各球団、徐々に戦力外通告の発表も行われるようになってきた。
しかし、スアレスのように自由契約から一軍の欠かせないピースに成り上がる事だってある訳だ。
そして今年も確実に獲得しておきたい選手がいる。
渡邊雄大(わたなべ ゆうた)
その選手とはソフトバンク育成出身の渡邉だ。
中越高校から青山学院大学を経て独立リーグ・新潟アルビレックスに所属。新潟で3年間プレーし、27歳という年齢ながら育成6位指名でソフトバンクに入団したという苦労人。プロ3年目の2020年シーズン途中に支配下登録された。
嘉弥真2世とされてきた左投げのサイドスローで独特な角度から繰り出されるスライダーは天下一品。
その切れ味はパ・リーグTVで特集されるほど。
またストレートも140㌔台は平均的にマークできており出力も申し分ない。
そして特筆すべきは今季の成績。一軍では6試合2失点の成績に留まっているが、二軍では34試合24イニングに登板して防御率1.67 奪三振34という好成績を残している。
ソフトバンクのブルペン陣が強固すぎるために出番がなく、年齢を考慮して自由契約にされたという状況。怪我の復帰見込みが無いことや、成績不振での解雇では無いことから来年の活躍は十分に期待が出来るだろう。
タイプとしては主に左のワンポイントという起用法で1イニング丸々投げることはほぼ無いのだが、佐野や村上・丸・大島・青木と左の好打者対策として何としても欲しいところ。
特に現在は岩貞の不調により左のリリーフは及川と岩崎の2人で回している状況。しかも岩崎は主に8回をまかされているため6回・7回で左打者を向かえた大事な場面、投げるのが及川1枚しか居ない。そこに渡邉が入れば大きな補強になるのだ。
ここ2年連続でスアレス・加治屋とソフトバンクの戦力外選手から補強をしているし、シーズン途中には二保もトレードで獲得。渡邉にとっては馴染みやすいだろうし、セ・リーグの打者も対戦経験が無いため嫌な存在になるのではないだろうか。