横縞 拾八

それから、まだ彼女の心の内には驚愕が潜んでいた。


彼女には、もう一人…いや、もう二人、人格が存在する事。

乖離性人格障害。

彼女の心の傷は、境界性人格障害だけに止まらなかったのだ。

どれだけ、辛い出来事があったのか…
想像出来やしない。

私は、彼女の心の内をもっと知りたいと、人間は信じられる生き物なんだと分かって貰いたいと感じた。

それからは、毎日、昼夜問わずメールをやり取りした。

サイト内でも話をした。

そうして彼女は、私に一歩一歩と接近して来たのだ。

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