6月17日「思い出の父のスペアリブ」
今日は3日振りに夕飯を作った。というのも、この3日間研修で疲れてしまい夕飯を作る余裕がなかったのです。。。ほんと体力落ちたなぁ。
久々に母に夕飯をお願いしちゃいました。
去年からの自分のいきなりの体質変化により、様々な食材が使えなくなってしまい、食べる物はしっかり管理しないと危ないということもあって、料理は全部自分で作ることにしていました。
料理は好きなので作ることは問題ないし、同居開始前は当然のことながら自分でやってたしね。自分以外作る人いないし笑
でもこの3日間、「帰宅したら夕飯を食べられる」という夢のような状態を作ってくれた母に感謝!食材選びも大変だったことと思います。。。
久々に母の料理を食べられたのもよかったな。ちょっと懐かしくも感じたわ。この先もお願いする可能性大です笑
プロの人が丁寧に作ってくれた料理を外で食べるのもとても幸せな時間だけれど、そんな毎日通えるはずもなく。
だから毎日の生活の中で食べる物はやはり自宅で自炊することになる。
お店で食べるみたいなものはつくれないけれど、家族のその時々の状態を見て必要な食べ物や味付けを選んで作れるのは、自炊の素晴らしいところだと思うのです。
「今日はちょっと疲れてそうだからお酢を効かせた味にしようかな」とか、「冷蔵庫にキュウリがいっぱいあるから塩昆布で和えようかな」とか。
家でつくるものだから、基本簡単で重くないものが中心になる。
簡単だけれどその分ちょっと調味料にこだわってみたり、素材を大切に選んだりする。
そういう料理や食べることにまつわる全てのことに、家族が元気で過ごせますように、という願いを込めている。
家で作るものってそれぞれの家庭での味の特徴だったり、定番の料理があると思う。うちは、母が基本作ってくれてたけれど父も料理が好きでたまに作ってくれていた。
父は仕事で海外に行くことも多かったので、そこで食べた料理を再現したりしていたのだ。確か「美味しいと思ったら、聞けるときには厨房で作り方を聞く」って言ってたような。今思うとなかなかの度胸&スキル・・・!
そうやって海外で聞いたのかどうかは忘れたけれど、父がよく作ってくれたものの一つにスペアリブがあった。味は2種類あったような記憶あり。
結構な時間をかけて下準備をして圧力鍋で作っていた。いっつも嬉しそうに作ってたのを思い出すなぁ。あ、あと作った後のキッチンの散らかり具合も笑
で、これがほんとうに美味しいんですよ。小さい頃、弟と競争するように食べてたな。残念ながらレシピとかは残ってないし、作り方を聞いたこともなかったから今となっては幻の料理となってしまっています。聞いておけばよかったなぁ・・・と父が亡くなってからこれは後悔しました涙
でもいまは食べられなくても、その時の家族の顔とか父の一生懸命作る姿だとか、スペアリブの香りなんかはちゃんと記憶に残ってて、思い出すとそれは確実に幸せな風景として出てくる。
そんな風に時間が経っても幸せな記憶として自分に刻まれている出来事があるということそのものが、かけがえのないことだと心底おもいます。
料理ってそんな風に人の記憶に刻まれていく素敵な行為なんだなと。
一生懸命作っても、実際には「あんまりお腹すいてない」とか言われてめちゃくちゃ残されることだってあるけれど笑、でもこの先身体がだんだん衰えて食べられなくなる時が来たときに「あれ美味しかったな。みんなで食べれてよかったな」って一つでも思い出して幸せな気持ちになれたなら嬉しいな、と思う。
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