家族のありがたみ
コロナの影響もあり、週末は毎週実家に帰るようになった。
父親が毎回金曜日になると、一人暮らしの家に迎えに来てくれて、実家まで2人で車の中で会話する。
今こういう本を読んでてこんなこと考えててさ!みたいな会話をすると、父はそれについて自分の見解を語ってくれる。
平日はほとんど人と合わなくなったため、普段会話をしない自分が久しぶりに会話すると、こんなに話すんだって驚いたりもする。
家に帰ると兄と弟がいて、3人で久しぶりにゲームをして遊んでいる。一回一回の勝ち負けに真剣になって、あっという間に時間が過ぎていく。
寝る前には、母と好きなミュージカルの話で盛り上がった。あの劇団四季の公演はめっちゃ凄いよ!とか、レミゼラブルは歳を重ねるごとに深みが増していくね!とか。
今まで普段何気なく過ぎていた時間が、家族と過ごす時間を意識するだけで、こんなにも幸せな気持ちになるのだなと改めて感じた瞬間だった。
コロナで人との接触を控えないといけなくなったこの世の中で、家族の存在ほど心に安心を与えてくれる存在は自分の中にはないと思っている。
僕は環境に恵まれている。ありがたい。
安心できる環境がある。居場所がある。
家に帰ると暖かいご飯がある。
朝起きると自然に家族の会話が聞こえる。
朝起きてくるとおはようと言ってくれる。
何かを頼めば買ってきてくれる。
やはり家族の存在は強い。
この年になったからこそ、自然とできるようになったなと感じたことがある。
それは、親に感謝できるようになったこと。
普段何気なく生きている自分の環境を支えてくれてるのは、間違いなく両親のおかげ。
小学校から野球をやらせてもらったことも、
道具を何回も買ってくれたことも、
大学に行かせていただいていることも、
色んな人に出会えることも、
生まれてこれたことも。
両親には感謝しかない。ありがとう。
その親に対して、
自分はどのような恩返しが出来ているだろうか。
親孝行だと自分で思えることをいくつ出来ているだろうか。
自分の胸に手を当てて考えてみたい。
週末の何気ない会話から、
親に感謝できた瞬間だった。
これからもまた、感謝を忘れず、
恩返しをしていく。絶対に。