憧れた場所。
かつてサッカー少年だった私は、千葉県民ということもあって柏レイソルへの憧れが強烈にあった。
日立台のグラウンドで初めてレイソルの試合を見たときに受けた衝撃は今でも覚えている。
臨場感、選手との距離、サポーターの熱量。
黄色と黒のあのユニフォームが、私にはとにかくカッコよく見えていた。
今、小学5年生の息子がどこのクラブを推してるのかはよくわからない。たぶんマドリーなのかな。
特定の誰かっていうのはいないのかもしれない。
どちらかと言えばJとか海外とかそんな話よりも高校選手権で全国に出たいということを度々口にしている。
行きたい学校は市船。
昨年の選手権を現地観戦して以来、市船に行きたいというのは口にするようになった。
行き着く先が何であれ、憧れの場所があるというのはいいことだ。
必死でそこに辿り着くために努力する。
たとえその努力が実らなかったとしても、そこまでに頑張ったことは必ず何かの力になる。
私は、残念ながら憧れた黄色と黒のユニフォームを着ることはできなかったし、そもそも遠く及ばなかった。これはもう完全に努力不足。
息子にはまだまだ時間も可能性もある。
憧れの場所に辿り着けるように、やり残すことなく頑張ってほしい。