当たり前のことじゃない。
唐突に、自転車と洋服を買ってもらった。
子どもたちが。
伯母に。
ここ数年、年2回、夏冬に洋服を買ってもらってる。
この伯母とは直接会って一緒に買物するわけでもない。
何なら私が最後に会ったのは昨年の夏だ。
この伯母と私の母が姉妹で、母が伯母夫婦の家に同居させてもらって生活しているのが現状。
母が伯母からお金を預かってきて一緒に買物に行くというのが定番になっている。
いつもは洋服なんだけど、今回は洋服と自転車。
娘に至っては、まだ練習中なので自転車に乗ることができない。
一昨日、交通公園で自転車に乗る練習をしたという話を母が伯母に伝えたところ、じゃあ新しいのを買ってあげるよという謎の流れから生まれた今回の買物。
ありがたいよね。
自転車って高いのね。子ども用(26インチと24インチ?22インチかも?)の2台で約10万円。
ヘルメットとかも合わせて買ってるとは言え、さすがにびっくりする値段だった。
なかなかポンと買えるような金額ではない。
ましてや、伯母からすれば孫というわけでもないし、親戚は親戚だけど妹の孫という何とも言いがたい関係性だ。
伯母が最後に子どもたちと会ってるのはもう何年も前のこと。
娘とは1年以内ぐらいに会ってるけど、息子はもう7年ぐらい前に旅行に連れていってもらったのが最後じゃないかな。
それでも、母から聞く子どもたちの話だったりが嬉しいみたいで、何かあるとポンとお金を出してくれる。
洋服も1着2着の話ではなく数万円分を年2回。
私も子どもの頃、この伯母に洋服を買ってもらうことがよくあったから、どこか当たり前のように思ってしまう節がある。
でも、当たり前なわけがない。
これを当たり前のことだとは絶対に思ってはいけないし、子どもたちには常々言い聞かせるようにしている。
今はまだわからないかもしれないけど、大人になって息子、娘にそれぞれ家族ができたときに、どれだけ恵まれていて、ありがたいことをしてもらっていたのかがわかる日がくると思う。
自分に甥っ子や姪っ子など、子どもとか孫とかとはちがう関係性の存在ができたときに、同じようにできるかを考えるとできる気はしない。
お金の余裕があるなし関係なく、日頃から直接顔を合わせて関わってるような人でもないのにポンとお金を出すってできないと思う。
伯母にはホントにたくさんの恩を受けてるが、何も返せていない。
今の自分にできることは、子どもたちをまっすぐに育てることぐらいかなと思うので、道を逸れないように見守っていこうと思う。