わざわざ食べに行きたくなる味ってやつ。
我々夫婦は、車で1時間以上の場所でも美味しいお店があれば何の用事もなくても食べに行く習性がある。
日曜日に、わざわざ食べに行きたくなる味のラーメン屋さんに行った。
「もちもちの木」である。
埼玉は白岡に本店を構える名店。ここの野田にある店舗に我が家は足繁く通っているのである。
国道16号線沿いにある店舗は、いつ行ってもだいたい並んでいる。
我々が行った日は、お昼時だったものの偶然にもほぼ並ばずに入れた。これはラッキー。
2組待ちぐらいだったかな。
私がこのお店でいつも注文するのがこれ。
つけめん中盛り(400g)、トッピングメンマ。
ここに通い出してからは、かれこれ15年ぐらいになるけど必ずこのメニューを注文する。
これを食べるためだけに野田まで行くのだ。
野田まで行くのだって。何気なく書いた文章がくだらないダジャレになっていて、読み返した今、不覚にも笑ってしまった。
ここはホントに美味しい。
スープを水筒に入れて持ち帰りたいぐらいだ。
麺の中盤になってくると、ややぬるくなってきたスープを温め直してと称して新しいものをもう1つ持ってきてくれるサービスがある。
このスープを待ってる間に、スープと水の無限ループを繰り返してしまうほど美味い。
あと一口とか言いながらもスープをすくうレンゲの手が止まらなくて困る。
腹一杯食べて帰りの車は猛烈な睡魔に襲われることになるんだけど、それでもまた行きたくなる中毒性を持っている。
一昨日食べたばかりなんだけど、もうすでに食べたい。
なんなんだこの中毒性は。
我が家には、何の予定もないのにわざわざそのお店の味を食べるためだけに行きたい場所がいくつかある。
どのお店もコロナ禍に耐えて今でも続けてくれていることが嬉しい。
常連とまではいわなくても、好きな味のお店を応援できるぐらいに通えるように、頑張って働こうと思う。