経験の格差。
来週末、息子は1泊2日でサッカーの遠征試合に行く。
息子が所属するクラブでは、夏と冬にそれぞれ合宿がある。
昨年の冬はインフルエンザで断念したので、冬の参加は今回が初めて。
同じ県内に留まらず、信州や北関東からも参加するチームがあるとのことで、これは見応えがありそうな試合だ。
それはさておき、息子の学校にはちがうサッカーチームに所属してる子も何人かいる。
その中の1人に「遠征ってどんな感じなの?」と聞かれたらしい。
どうやら、その子のチームは遠征や合宿などはやっていないから気になるんだとか。
その子がコーチに遠征に行かないのか聞いてみたところ、遠征なんか行くぐらいなら練習しろって返されたと言っていた。
なぜ行かないのか、理由が明確にあるなら答えてあげればいいのになと思うものの、まあ他のチームのことだしなと思って聞き流す。
ちなみに、このチームに息子も数ヶ月だけ所属していたことがあるんだけど、諸々の事情を総合的に判断して移籍した。あのときの決断は間違っていなかったんだ。
話を戻そう。
息子も遠征ってこんな感じだよみたいなのをかなり端的に教えてあげたようだ。
朝起きたらご飯食べて練習してお昼ご飯食べて練習してお風呂入って寝るんだよって。
さすがに端折りすぎだろと思うが、これはまあ事実だしその通り。
要は同じチームに所属してる仲間同士で同じ釜の飯を食べたり、1日中、大好きなサッカーに没頭できる環境だったり、トレーニングウェアを自分で洗濯したりと、普段はできないような経験をしたり、仲間と時間を共有することが遠征、合宿の目的なんだと思う。
息子はこういった経験を当たり前にしていて、一方で同じ時代に少年サッカーをやっている友だちは合宿を経験しないままジュニア時代が終わってしまう。
これこそが経験の格差なんだなと思った。
親のいない場所で、自分のことは自分でやらなければいけない。こういった経験を早い段階でやっていると、精神的な部分での成長が期待できる。
事実、夏の合宿を終えて帰ってきた息子はどこか逞しくなったように感じた。
子どもたちにやってあげられることに限界はあるかもしれないが、できる範囲でなら最大限にやってあげたいなとはいつも思ってる。
さて、来週末の遠征にはしっかり体調を整えていけるのだろうか。
そこだけが今の我が家の課題なので、この1週間をしっかり乗り切りたい。