瞬間。
先日、いつものように会社に行こうと朝歩いていたところ、蝉の幼虫が歩いているのを発見した。
37年間生きてきて、蝉の幼虫を目撃したのが初めてだったこともあり、すぐに妻に連絡して息子に伝えてもらった。
このエピソードを虫に詳しい同僚に話したところ、蝉の幼虫が歩いてるのはそれほど珍しいことではないらしい。
まああいつは逆張りして盛りながら話すところがあるから、あまり信用はしていないけど。
蝉は、何年も地中に身を潜めて過ごし、ようやく日の目を見れたと思ったら1週間ほどで死んでしまうというのが通説である。
今朝も4時頃に目を覚ましたときに、外から一生懸命に声を張り上げて存在感を発揮していた。
蝉の声を聞くだけで夏の暑さが想起され、何だか気怠くなってしまう。
ただ、先日蝉の幼虫を見かけてからは少しだけ蝉に対して優しくなれるようになった。
蝉の一生はホントに一瞬しかない。
その一瞬を精一杯生きてるんだと思うと、蝉の声も夏の音として楽しればいいかななんて思った。
でも、今朝玄関を出た瞬間に人の目の前で飛び跳ねた蝉だけは絶対に許さない。
心臓が止まるかと思うほどビビった。
声はいいけど蝉爆弾は迷惑だからやめろ。