平常心。
我が子は特別な何かを持っていると、親なら誰しも思いたいことだろう。
私にもそういうところはもちろんある。
サッカーを何年も続けている息子。年中の始め頃からだからもう7年ぐらいになるのかな。
小さい頃からわりと身体能力が高い方だなと思ってたし、サッカーにしてもセンスがある方だと思う。所属してるチーム内でも序列は高い。
市の選抜、いわゆる「トレセン」の活動にも参加してる。
こうなるとどうしても息子に対しての期待値が上がってしまうし、うちの息子はどこか特別なんだと思ってしまうところが出てくる。
ただ、上には上がいるわけで、今置かれてる環境から少しちがう場所を見れば息子が特別なわけじゃないということがよくわかる。
特別なんだと思いたい半面で、謙虚にいなければいけないなとも思う。
スポーツにおいては、どこまでいっても満足せず貪欲に追求する姿勢が問われるものだと考えている。
サッカー界では完全に世界を制してると言っても過言ではないメッシでさえ、今なおトレーニングに励んでいるわけで、どんなに特別だと思う人でも当たり前のことを当たり前にコツコツ積み上げていくから実績がついてくる。
小学生ぐらいのうちは成長にも個人差があるので、今周りの子に比べて足が速いとか身体が大きいとかで勝っていても、そんなものはいずれ追い付かれる。
早くサッカーを始めた分、技術的なアドバンテージがあって少しだけ特別で優越感を味わっていられるのも今のうちだけだ。
他人と比べず、驕らず、常に矢印を自分に向ける。
どこまでいっても謙虚に平常心で、常に普通の基準を高める努力を親子共々続けていかなければいけないなと思った。