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06ドイツで見てきた暮らしのヒント(後半)

こんにちは!
マリーです。

前回の記事を読んでくださった皆様ありがとうございます。
お待たせしてしまいました!
私が感じた日本とドイツの整理収納の違いや家事を楽にする方法について
前回書かせていただいたのですが、
今回はその続きを書いていきたいと思います!


6.よく使うものは関連するモノの近くに置く

適当にモノを置いている場所があまりなくて
関連するものの近くに、場所を決めて収納している印象を受けました。
意外と関連するエリアではあるけど、よく使うものをすぐ近くに置いていないとか、わざわざ離れたところに持って行ったり,取りに行ったりしてるものってないですか?
できるだけ近くに置いておくと作業効率も良いし、ストックの管理もしやすかったりしますよね!

7.部屋の用途を明確にする

地下室のある家が多く、洗濯室やパントリー、倉庫として使われていることが多く、必要な時に取りに行きます。
乾燥機を使っている家庭が多いので、あまり別の場所に干す必要がなく
仕上がった衣類は収納へしまう。
洗濯をリビングなど、普段自分が良く過ごす場所に干す事ってないですか?
洗濯物を干している場所ってごちゃついて見えますよね。
もちろん乾燥機などがあれば干すことなくクローゼットやタンスに戻せますが、ない場合や買えない場合もあります。
そんな時は干す場所を変えてみたらどうかな?と思いました。
見えるところに出ていないだけでもとてもスッキリして見えると思います。
ドイツではくつろぐ場所に洗濯物を干しているのを見ませんでした。
料理をする場所に書類を置いていることもありませんでした。
くつろぐ部屋、寝る部屋、料理をする場所、普段使わないものをしまう場所、など用途によって明確に分かれています。
日本ではスペースが少なく役割を兼用しなければいけない部屋や場所もありますよね。
でも、「もしかしたらここじゃなくてもいいんじゃない?」ってものがあるかもしれないので、生活スタイルや場所をこの機会に見直してみるのはいかがでしょうか?

8.モノを厳選している

厳選していると言ってもミニマリストというわけではなく、
大切なものに囲まれているという意味です。
もちろんおしゃれが好きで衣類をたくさん持っている人もいると思いますが、流行りのモノを次々に買うというよりは、着心地がいいものや、一度買った衣類を長く着続ける方が多い印象です。
ドイツ人の方々はモノより経験にお金を使う方々が多い気がします。
モノを買うときも厳選していて、使わずにずっとしまってあるものがあまりなく、買ったものを大切に長く使ったり、飾って目に見えるところに置いています。
環境に配慮した考え方をしている人が多いため使い捨てのモノや、とりあえず買うこと、品質を考えずにモノを買うことが少ないのかもしれませんね。

9.シンプルさとルーティン化

食事を例に挙げますが、
朝食はだいたいパンにバター、ジャム、ハムやチーズをのせて食べます。
あとはコーヒーや紅茶、ジュースを飲む。
毎日だいたいこんな感じで同じようなものを食べます。
私の過ごした家庭はお昼ご飯に温かいものをしっかり食べることが多かったです。
夜ごはんもだいたいお昼ご飯の残りか、朝食と同じ感じでパンにハムやソーセージ、あとはサラダを食べることが多かったです。
もしくはパスタとソースを作って机に出して各自好きなだけ取って食べる。
お鍋ごとドンっとおいて各自装う、おかわりするシステムです。
それだけでもお母さんがひとりで動き回る必要がなくなりますよね。
そして夜ごはんの内容もとってもシンプルなんです。
スープとパンだけ、お肉と付け合わせの根菜類をオーブンで焼くだけのように何品も作るわけではなくとってもシンプル。
学生の頃は「これだけ?!」って思うこともありましたが、逆に自分が料理を作る立場になって見える視点が変わり、
「あっ!これだけでもいいんだ!」と思ったんです。
食事は栄養バランスを考えて主菜と副菜と…そうしなきゃいけないような、そうするもののような気がしていました。
自分がそだってきた環境が「一般的」だと思ってしまいがちですが、ドイツ人にとってはこれが「一般的」。
いつもそうじゃなくてもいいんだなって思うだけでも心が軽くなると思いませんか?


今回海外を旅行しなら、いろんな事を観察し、考え、思い出してみました。
国が違えば常識も違う。家庭それぞれの常識も違うし、個人個人の常識も違いますよね。

こだわり過ぎていたり、毎日を過ごすことに忙しくて見えていなかったり
気づかずに自分で自分の事を縛り付けている事ってあるんじゃないのかな?
そんな事を感じました。

上で書いた食事の事もそうです。
私は夜ごはんはしっかり食べるもの!1品だけなんてバランスも悪いし手抜きだよね!って思っていたのですが
その後寝るだけなのだからおなかいっぱい食べる必要もありませんよね。
おかずが少ないからって手抜きではないですし、そもそも手を抜いて楽に食事を作ることはいいことだと思います。

そして、自分にとっての普通は家族にも影響を与えるなと思いました。
夜ごはんをごはんと具沢山のお味噌汁だけにした時、
子供たちに「これだけ?」と聞かれました。
でも、お鍋料理を出した時には言われません。
その時に私は自分のすることがこの子達の「普通」になっていくんだなって事に改めて気づきました。
だから頑張りすぎも良くないのかもしれませんね!!

今回改めてこの記事を書きながら自分の生活についても振り返るいい機会になりました。

みなさんの暮らしのヒントになることはありましたか?
何か1つでも使えそうな考え方やヒントがありましたら
是非持ち帰って役立てていただけると嬉しいです。

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